広島県呉市「石崎動物病院」

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2018年03月27日(火)

アレルギー対策 減感作療法その2 [News]

●アレルギーとは?
アレルギー反応とは、身体に備わる自己防衛力、つまり異物(抗原)あるは敵の侵入を阻止するシステムが過剰に反応してしまうことです。アレルギー体質であると、通常であれば身体が受け入れ可能な物を勘違いしてしまい過剰に排除する反応(炎症)を起こします。治療は、その炎症現場を抑える薬となる訳ですが、木に例えると枝・葉の治療となり根本解決には繋がりません。また、その薬に含まれる成分が抗原となり、炎症状態を継続あるいは悪化させてしまうことがあります。

一方、減感作療法とは、過剰に反応する物質(抗原)の刺激を繰り返し与え、正常な状態に戻す体質改善法です。一度、改善されるとその後のケアーは不要となるのが何より嬉しいです。

以下、成功した皆さんです。

●ジュン 12歳 ポメ ♂
「食事の種類により吐く」主訴があり、抗原測定を行った結果、多くのアレルゲンが引っ掛かりました。減感作療法の成立後、嘔吐が無くなり好きなものをいただくことができるようになりました!現在は、僧帽弁閉鎖不全(心不全)の治療を行っています。

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●ハルク ♂ 13歳 ミニチュアダックス
以前にご登場いただいていますが、「8年前から皮膚病が悪化し、ステロイド、アポキル、シャンプー療法など色々な治療をしてもらったが良くならない(涙)」と、1年ほど前に来院されました、現在減感作療法を継続中ですが、毛はフサフサと生え、赤み、痒みもなくなりました。

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●ラブ 18歳 トイプードル ♀
散発的に下痢が発現することから抗原測定を行いました。その結果に基づいて減感作療法を行い、少し長めでしたが19回で完了しました。現在は慢性心不全の治療中です。

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●レオ 11歳 日本犬 ♂
数年前から皮膚炎が発生しました。血液検査によるIgE測定を行い結果は陰性、リンパ球反応試験も陰性。しかし、状態は悪化をたどり皮膚の炎症は年々増悪傾向にありました。何とかしなければとの思いで、抗原測定とその後の減感作療法に辿り着きました。以前の真っ赤な皮膚の状態は一変し、落ち着いた様相になりました。

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10時43分


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