広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

News

RSS1.0


2018年10月12日(金)

猫の甲状腺機能亢進症と薬について [News]

●サスケ ♂ 12歳 アメショーMix
「慢性的に毛玉を吐く」消化器症状で来院されました。
周波数測定からアレルギーを疑い、減感作療法を開始しました。
減感作療法の中盤から嘔吐が少なくなり順調に体質改善がおこなわれていると思われましたが、後半あたりから徐々に体重が減少し慢性的な嘔吐が再び始まりました。

●血液検査
以前正常であった血液の数値は、*ALT>1000 *ALP 842の高値であり、周波数測定では数値を反映する甲状腺機能亢進症がピックアップされました。
そこで減感作療法終了後に甲状腺機能亢進症の専用食を開始しました。
しかし、食事療法では症状の改善がみられず嘔吐が継続し、
体重減少が続きました。
甲状腺ホルモンの測定を行うとT4(甲状腺ホルモン)は 18.2mg/dl、正常値(0.6-3.9)をはるかに超えた数値でした。


画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●抗甲状腺剤
食事療法は無効。
そこで止む無く私の嫌いな、副作用を持つ西洋医学の薬で
あるメチマゾールを始めました。

投与開始20日後、異常に跳ね上がった血液検査の数値は全て正常に復し、嘔吐もなくなりました。
甲状腺のコントロールで3.1kg まで落ちていた体重が、3.9sまで回復しました。

今後は、1カ月ごとに血液検査と周波数測定を行いながら、注意深い管理を行っていきたいと思います。

●私がメチマゾール(西洋医学薬剤)を嫌う理由
メチマゾールだけではなく、西洋医学の薬には多くの副作用が含まれます、人間では現在50,000ほどの病名があるらしいのですが、薬が新たな病気を作り出しているのですから、さらに病名が増えることが予想されます。

以下がメチマゾールの添付文書(INetより)です。

重大な副作用
汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少、発熱、全身倦怠、咽頭痛、低プロトロンビン血症、第7因子欠乏症、血小板減少、血小板減少性紫斑病、紫斑、肝機能障害、黄疸、多発性関節炎、移動性関節炎、SLE様症状、紅斑、筋肉痛、関節痛、リンパ節腫脹、脾腫、インスリン自己免疫症候群、低血糖、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、抗好中球細胞質抗体関連血管炎症候群、ANCA関連血管炎症候群、急速進行性腎炎症候群、血尿、蛋白尿、肺出血、喀血、関節腫脹、皮膚潰瘍、横紋筋融解症、脱力感、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎不全

その他の副作用
末梢神経異常、過敏症、発疹、蕁麻疹、こむらがえり、好酸球増多、倦怠感、唾液腺肥大、浮腫、味覚異常、味覚減退

●薬剤選択
当院では、薬剤は漢方薬を主体に処方しています。
理由は、上記の危険性があるからです、今回の薬だけでなくほとんどの薬は、上記の副作用以上を含んでいます。
漢方薬とて副作用がないわけではなく、素材に農薬、重金属、ホルモン剤などを含んでいれば副作用として作用します。
よって、漢方薬、西洋医学の薬を処方する際には、必ず周波数測定を行って副作用の有無をチェックし、ノイズ(副作用)の発生する薬剤は使用しないよう心掛けています。

災害を例にとれば、「自分だけは被害に合わない!」と鷹をくくっているのと同じことで、危険を認識して早めに避難しないと流されてしまってからでは手遅れなのです。
皆様の健康と意識改革を祈って!

20時41分


ページのトップへ

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

キーワードリスト

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]