広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2019年03月08日(金)

犬の前庭障害 [News]

●ジェリー 15歳 mix ♂
「ご飯をたべない、痩せてきている」主訴で来院されました、
「年だからしょうがない」と少し諦め気味の印象でした。

身体検査では、頭がやや傾斜し眼の水平眼振(眼球がゆれること)がみつかりました。周波数測定では、中枢神経、内耳障害が見つかり、脳のノイズを除去する漢方薬を開始しました。

*「ノイズ」表現は分かりにくいかも知れませんが、動物、人間も実は電気で動いています、つまり電気仕掛けなのです。陰と陽はプラスとマイナスの関係を表現しています、例えば血球が血管の中を流れる仕組みも同じで、血管内皮細胞と血球は共にマイナスに荷電しているのでお互いに反発しあって心臓の僅かな収縮で一気に駆け巡ることができるのです。体内システムはとにかく偉大です!

身体の不調は、全て電気障害から発生しています、今回は内耳の電気障害により眼の揺れが発生したので、その部分の通電を良くする漢方薬を処方したわけです。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●7日目
食欲がなく、歩けなかった状態が3日目から回復し、再来院された7日目には眼振は治まり、背筋が伸び随分と良くなって見えました。飼い主さんからは「よく食べるよ!」と喜こびの声が聞けました。
周波数測定では、内耳障害が未だ存続するので、もう1週間漢方薬の継続をお願いしました。
たぶん次週で投薬は終了になると思います。

●前庭障害
高齢になると突然、眼球が左右に揺れて、歩けなく、食べなくなる症状が発生します。慢性的に徐々に進行する場合は、中耳、内耳感染、脳腫瘍などを考慮しなければなりませんが、今回は突発で眼球の揺れをともなっていたことと、周波数測定で内耳障害が見つかったことで前庭障害と診断しました。
この手のケースは、多くは漢方薬のみで改善します、ステロイドなどで対応しないことを心がけています。

19時13分


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