広島県呉市「石崎動物病院」

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2019年08月16日(金)

腹腔鏡手術を選択しました! [News]

●りん チワワ ♀ 8ヵ月 2.4kg
初診の検便で寄生虫(コクシジウム)感染が見つかり、
まずは駆虫をおこないました。
良便でも寄生虫が発見される「幼年期の検便の重要性」があります。

そして、2カ月後に不妊手術の相談に来院されました。
開腹手術あるいは腹腔鏡を使用した低侵襲手術の利点と欠点をお話して
後日お返事をいただくことにしました。

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●飼い主さん感想文

先日 避妊手術を腹腔鏡で行っていただきました。正直、昔からある開腹手術の方が安心なのか、腹腔鏡手術が良いのか迷っていました。先生に手術のビデオを見せてもらい、話をさせてもらって、この子にとって どちらが良いかを選びました。

腹腔鏡手術は 小さな穴を三箇所開けるだけなので、お腹を大きく開く方法よりも負担が少ないこと。よって、痛みが少なく回復が早いこと。なにより、先生は17年間の腹腔鏡手術経験を積まれていたので安心してお任せしました。

手術の当日、まず 鎮静剤の注射を打ちました。怖がって ブルブル震えていたのですが 病院の方針で鎮静剤が効くまで抱っこしてやれたので本人も安心の様でした。大人しくなってきた所で 看護師さんに預け一旦帰りました。

そして夕方、麻酔が覚めた頃電話をいただきお迎えに行きました。眠たそうに まだ ぼや〜っとした状態でしたが、痛がっている様子もなく落ち着いていました。先生にも看護師さんにも大丈夫だったと言って頂き、本当に安心しました。

帰りの車でも まだ眠いようでぐっすり寝ていました。帰ってからも 痛がることなく、朝までよく寝ていました。朝起きるとカラーを付けられて、体に腹帯が巻かれた状態に初めて気づいた様子で 「この服なに? 脱がして!」と言いたそうな顔して、走り回ったり転がり回ったり。

傷が開かないかとドキドキしてました。トイレの為に近くを散歩に出かけましたが、いつも通りグイグイ引っ張っても痛みは全くない様子でした。食欲もいつも通りにあり、麻酔の後なので指示通り半分にしましたが完食でした。

本人はいつも通りのつもりです。ただ、なぜこの格好なのか...そこだけは納得出来ない様子でした。安静にさせる為にゲージに閉じ込めていましたが、不満そうでした。傷を気にすることもなく、翌日の朝から元気過ぎて 心配するぐらいでした。4日目の傷チェックも問題なく、10日目の抜糸まで無事に過ごすことが出来ました。

費用は加算になりますが、それだけこの子にとって一番の方法を選べたと思っています。いつも先生は 動物たちにとって一番良い方法を考えて下さいます。今回も安心してお任せすることが出来ました。先生、看護師さん、りんに優しく接して頂いてありがとうございます、本当にお世話になりました。

●3日後
当院では、手術後3日目の腹帯交換、10日目に抜糸の流れで行っています。
腹腔鏡の手術であれば、切開創は僅か5oですので、痛みが少ないのはもとより、いくら暴れてもその創口から臓器が飛び出すことが無いので安心です。

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●10日後(抜糸)
無事に抜糸(外科用ホッチキス除去)が終わりました。

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19時53分


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