広島県呉市「石崎動物病院」

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2019年11月22日(金)

猫の肥大型心筋症 [News]

●スコテッシュ ♂ えど 9歳
「呼吸が苦しそう」
「肺と心臓の周りがぼやけている」
「肺癌の可能性があり、余命いくばくもない」と伝えられ、
悲しみに暮れて来院されました。

呼吸は早く、胸を上下に大きく努力呼吸を行っていました。
慎重にレントゲンと超音波検査をさせて頂きました。

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●レントゲン検査
撮影ポジションは不本意ですが、
ストレスをかけないように素早く撮影した結果です。

肺野における不透過化、肺の鈍化などから肺水腫、胸水を疑いました。

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猫の心筋症は@肥大型 A拡張型 B高速型と3タイプあり、肥大型が最も多く認められます。肥大型および拘束型では、左心室腔が肥大して狭くなるため左心房が拡大して特徴的なハート形の心臓に変化します。

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●超音波検査
胸水(白⇒)が明確に見られました。
黄色矢印は胸水で圧迫された肺です。

猫で心臓の映像描写が明確になっている場合はまず異常があります。(写真無し)
弁の上にカラーを乗せて逆流の有無を確認しました。

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●周波数測定
ドイツレヨネックス社 PS1000最新バージョンでの測定を行いました。
心臓全般、心筋の異常が明確でした。

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動脈硬化も重度に測定されました。
他にはミトコンドリアの異常、炭水化物代謝障害があります。

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●7日後
緊急状態でしたので、近い間隔で来院をお願いしましたが、遠方であり、仕事の都合もあり7日後の来院となりました。

飼い主さんの明るい声と表情から状態が良くなっていることが察知できました。
翌日から呼吸が楽になり、さっそくチュール(私は推奨していませんが・・・)を美味しそうに食べ、利尿薬、心筋症治療薬もスムースに飲ますことができたそうです。

肺水腫、胸水だけでなく、血管障害により発生した血栓が大動脈に塞栓を起こす(腸骨動脈塞栓症)可能性があります、今後は薬膳で整える必要が続きます。

09時50分


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