広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2020年04月17日(金)

犬の突発性血小板減少症 [News]

●ねね プードル ♀ 13歳
「口から血が出ている、他の子に咬まれたかもしれない!?」主訴で
来院されました。
他の症状は食欲、元気なし。
昨晩から動かず寝ている、ベットに血が付いているでした。

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●身体検査
口腔内からの出血、そして、皮下の出血(黄色⇒)が各所にありました。

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背中の皮下出血

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喉の皮下出血

●血液検査1
血液検査を併せて行うと
急性炎症、*血小板減少(<1万)の著しい異常が見つかりました。
他の数値は特に異常なし。
*血小板正常値 約20万

バイオレゾナンス(生体共鳴)による測定では
*凝固系異常
*細胞外マトリックス異常
*心臓(僧帽弁閉鎖不全症)異常
*炭水化物代謝障害 など

上記から総合的に突発性血小板減少症と仮診断し薬膳の処方を開始しました。

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●血液検査2
8日後に来院いただき血液検査を行いました。
初診時の1万以下の血小板数は8万に上昇していました。

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口腔内の出血および皮下の出血は止まり改善されていました。
食欲、元気も回復しました。

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背中の皮下出血消失

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喉の皮下出血消失

●今後
今後は正常値に血小板が復するまで観察をおこないます。
当院では、突発性(=原因不明)であってもステロイドを使用することはありません、ステロイドは免疫抑制効果により炎症を抑制する効果がありますが、反面、活性酸素を発生し再び炎症を招きます。
当院では、薬、薬膳の効果、副作用は全てバイオレゾナンス測定後に安全に処方しています。

14時05分


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