広島県呉市「石崎動物病院」

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2020年06月19日(金)

犬の肛門感染 [News]

●チワワ 2歳  ♂
「お尻をこする」と来院されました。
通常お尻をこする原因は主に以下です
@ノミを介して感染する瓜実条虫が排出され肛門周りを這う
A肛門腺が溜まる
B便が肛門周囲に付着している/その影響で炎症を発している
など

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●大腸菌
波動測定を行うと原因菌は大腸菌でした。
通常皮膚感染は常在菌でもあるブドウ球菌により発生しますが、ときに化膿連鎖球菌、大腸菌、嫌気性菌などで生じる場合もあり、今回は珍しい大腸菌が起因菌でした。

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●治療
大腸菌に適合する薬膳を周波数測定で特定処方し、
肛門患部は鉱石パウダーを塗布することにしました。

●抗生物質を使わない理由
安易に抗生剤を選択してしまうと真菌(カビ)が腸管で有意な存在になり増殖します。なぜなら、抗生剤はカビには効果がないからです。抗生剤投与により細菌数が少なくなった隙間に本来少数存在する真菌が足場を固めて増殖します。
一度細胞に根を下ろした真菌はそう簡単に除去はできません、抗真菌剤が色々とありますがどれも決定的な効果はありません、また副作用の心配があります。

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カンジダ アルビカンス

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トリコスポロン クタネウム

さらには、そのカビ毒(マイコトキシン)により癌、自己免疫疾患などが発生することが大きな問題です。

●7日後
肛門は綺麗に治癒していました。
感染の周波数が消えたことを確認して漢方薬を終了しました。
残念ながら写真撮影を忘れてしまいました。

17時28分


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