広島県呉市「石崎動物病院」

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2020年08月12日(水)

腸漏れによる犬の細菌性肝炎 [News]

●ミツオ 12歳 ♂ ビーグル
「突然食欲が無くなる」主訴で来院されました。
体温39度2分(平温38度5分)、元気、食欲なし。

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身体検査、血液検査、周波数測定を行いました。

●血液検査

@貧血
A肝機能障害
B副腎皮質機能亢進症の可能性
C急性炎症

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●周波数測定
*椎間板×
*炭水化物障害×
*アレルギー×
*肝臓×
*副腎皮質機能亢進症×
*トロンボシスチンン(凝固系)×
*大腸菌(細菌)×
*トリコスポロン属クタネウム(カビ)

●治療
突発なこと、急性炎症の数値が跳ね上がっていること、黄疸が発生していることなどから大腸に繁殖したカビから腸漏れが発生し、大腸菌が肝臓へ侵入し感染が発生したと判断し薬膳を処方しました。以前は腹腔鏡を用いて肝臓の一部を採取し培養した時代もありましたが思った程の結果は得らませんでした、現在は周波数測定により判断しています。

7日後の診察では、食欲がでてきて調子が良くなりました。
14日後、食欲元気共に正常に復しました。
カビ治療はつづきますが、ひとまず危機は乗り切りました。

●カビ繁殖の問題点
@抗生物質の使用
抗生剤(特に経口薬)を安易に処方されると腸内細菌が減少する。その隙に腸に存在する僅かなカビが増殖し勢力図が変化してしまいます。その後はカビに支配される関係が続く。

A小麦の摂取
小麦に含まれるグルテン、および遺伝子組み換え小麦の異物反応により免疫細胞が出動しサイトカインを分泌する。そして腸に炎症が発生し上記と同じ腸漏れが起こる。牛乳に含まれるカゼインも消化しにくいので与えない。

B毒物摂取
化学物質、農薬、上記の遺伝子組み換え食品、ホルモン剤を含む食材は、腸の炎症を招き腸漏れの原因となる。

つまり、特例を除き抗生剤を使用しない、小麦、毒物の入っていない食事を選択することが病気の元の元の発生予防に繋がります!


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08時53分


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