広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2010年12月12日(日)

猫の鼻鏡部扁平上皮癌? [News]

●怪我と思っていました・・・・。

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1年前に鼻に怪我をして、舌でその傷を舐めるのでいつまでも治らないと思って1年が経過してしまったそうです。広島のかかりつけで2度レーザー処置をしていただきたようですが、一時的に良くなるも、直ぐに再び再発するので、舐めない様に舌を切断する話も出てきたそうです。

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●細胞診
鼻の細胞を調べていただいたそうですが、異常な細胞はなかったそうです。腫瘍細胞は、必ず採取されることはなく、腫瘍の上に乗った細胞を判断すると炎症と判断されることがあります。当院でも同じ検査を行いましたが、悪性細胞の発見はみられませんでした。しかし、1年間も傷が治らないのは異常であること、鼻の先端だけでなく周囲が膨らみ浸潤していること、高齢であることなどから悪性腫瘍を疑いました。

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●外科切除
いよいよ手術を決心され、鼻先を切除することになりました。確かに顔の印象が変わりますが、この先、鼻先の潰瘍化が進行(最近進みが早いそうです)するといずれ切除しなければならなくなります。また急がないと転移の心配があります。

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容貌は変わりますが、中身が変わる訳ではありません、私が言うまでもありませんが、今までと変わらぬ愛情を注いでいただきたいと思います。

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●病理検査
健康組織を含めて切除した鼻を各部位で完全切除が成されているか検査に出します。無事に切除されていることを祈ります。

12時39分


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