広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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猫病学セミナー  [院長ブログ]

●猫病学
オーストラリア、シドニーから猫病学の先生お二人が来日されました。お二人は、シドニーの大学病院で猫のみを専門に診察、学生教育をされています。

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写真を送っていただきました!

●内容:内容は分かりやすく、実用的でした。
*呼吸器疾患
 扱い方と上部気道感染症
*内分泌疾患
 副腎、糖尿病疾患

猫は、犬と全く異なる生き物と捉えることの大切さを学び、個人的にお聞きしたマイコバクテリウムと思われる症例に対しても熱心にアドバイスいただき嬉しく思いました。
若いお二人ですので、今後益々ご活躍されることと思います。ご縁に感謝。

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動画 耳鏡による慢性外耳炎の観察 [高度最先端医療]

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●慢性外耳炎
外耳炎が継続する状態を慢性外耳炎と言います。継続した炎症があると耳道が増殖性の変化をおこし、さらに治癒を妨げます。

●症例
このケースは、耳道が肥厚変化して「ぼこぼこ」になってしまった状態です。通気性も耳垢の排出も悪くなり、慢性的に細菌感染が生じます。ここまで増殖が進むと、鼓膜は増殖組織に覆い尽くされ無くなります。

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●解決策
ここまで進行したケースでは、先ずはベースとなる疾患の治療を試みて、改善がみられなければ全耳道切除術を行います。
全耳道切除術とは、外耳道を完全切除し中耳の骨を一部除去し、内部をクリーニングし、培養材料を採取して閉鎖します。


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大がかりな手術ですので、初期の段階で適切な処置を行い,
手術の手前で管理する必要があります。
外耳炎と侮るなかれ!

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動画 腹腔鏡による子宮蓄膿症摘出術 [高度最先端医療]

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内膜増殖病変

●子宮蓄膿症
子宮蓄膿症とは、子宮内に膿がたまってしまう状態です。
膿の主なる原因菌は大腸菌です。発情時に分泌される黄体ホルモンが子宮内膜の増殖を促し、その増殖を起こした内膜に陰部から侵入した菌が感染を起こすことが始まりです。
発情1カ月後から症状が出現することが多く、開放性の場合は、食欲、元気が軽度に落ちる低度の場合もあり、診断が遅れることがあります。飼い主さんが気が付く症状は、いつも陰部を舐めている、多飲多尿などです。閉塞性の場合は、症状が強く出ることが多く、発熱、食欲不振、嘔吐、脱水などが見られ、放置すると敗血症、DICなどに進行して死亡します。

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●腹腔鏡下摘出術
手技は、通常の不妊手術と変わりませんが、余りに大きく膿がたまってしまった子宮の場合は視野がさえぎられてしまい、手術ができません。中程度に貯留した膿であればお腹の中での手術が可能です。通常の開腹手術に比べて傷口は当然小さくなりますので、腹腔鏡を使用することで痛みの軽減につながります。

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