広島県呉市「石崎動物病院」

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長野県 戸倉観世温泉 [院長コラム]

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●戸倉観世温泉
新幹線長野駅から南に下り車で45分。
大き目の駐車場を備え、外観は旅館の雰囲気が漂います。
入り口で施設利用券(大人一人300円)を購入して入場します。

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●施設内
入り口の扉を開けると、そこは昔の銭湯そのままでした。
浴槽は、2ヶ所あり、中央にある大きな浴槽の湯の色は緑色。
また、隅に位置する少しぬるめの木で出来た浴槽の湯の色は薄緑。もちろん共に飲水可でした、味は薄めの硫黄臭。何気ない普通の銭湯ですが、湯は源泉かけ流し、まろやかな優しいお湯が体を包み込んでくれる感じです。特に木の風呂は、ぬるめですのでゆっくり、まったりするのには適していました。

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●感想
地元の人々がひっきりなしに訪れている所を見ると、愛される温泉であることが分かりました。地元の人は、この温泉の恩恵に気づかずに過ごしていると思いますが、私にとって毎日まったりできる温泉が銭湯として存在する環境を羨ましく思わずにはおれません。

この温泉の裏手にも共同湯がありましたが、泉質は同じだそうです。「ぬるめのため、さらにゆっくりと入れる」と観世温泉を訪れていたお爺さんに情報をもらいました。次回は、その裏手の共同温泉にも足を運んで見たいと思います。

泉質 ★★★
宿泊 なし

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猫の甲状腺機能亢進症 [院長ブログ]

●ミーコ 16歳 ♀ 三毛
主訴は「血尿と元気がない」でした。

●診断
尿検査、血液検査、臨床症状から甲状腺機能亢進症を疑い、ホルモン検査を行いました。結果は、予想通り甲状腺ホルモンが高値でした。

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●猫の甲状腺機能亢進症とは?
甲状腺とは、代謝をコントロールするホルモンを分泌するところで、亢進症によりホルモン分泌が増加すると様々な症状が出現します。代表的な症状は、体重減少、多食、嘔吐、下痢、頻脈、活動亢進(攻撃的)です。年齢は10歳以上に多く見られます。

●治療
治療は@外科による摘出Aホルモン合成を阻害する薬B処方食の選択肢があります。ミーちゃんの血尿は甲状腺機能亢進症と関係がないと思われますので、血尿は血尿で診断を進めていかなければなりません。

●注意点
甲状腺機能亢進症は、意外なところで症状の一つに消化器疾患があります。ついつい胃腸が悪いと思いがちですが、気を付けなければならない症状です。

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腎盂腎炎 [院長ブログ]

●腎盂腎炎とは?
上部尿路における感染症のことで、一般的に下部尿路感染症(膀胱炎が主)により上部尿路感染症(腎盂腎炎)が発生します。多くはありあせんが、腎結石により感染が引き起こされることがあります。
症状は、多くが無症状か血尿、感染尿を示しますが、下部尿路疾患と症状が変わらないため、早い段階で上部尿路感染を超音波検査でなどで調べる必要があります。

●超音波検査
超音波検査はとても有用で腎臓の形態、腎盂の幅、結石の有無などを観察することができます。
下記のケースは、副腎皮質機能亢進症を背景に持つ、腎盂腎炎のコッカースパニエルです。
 *腎盂拡張
 *腎皮質高エコー化

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●注意
副腎皮質機能亢進症(上記)、ステロイドの投与、慢性腎不全、糖尿病などの病気があると感染症を治癒させることができない、あるいは再発を繰り返すことになります。よって、基礎疾患を同時に治療していく必要があります。また、腎臓結石がある場合は、食事療法で溶解できるものは処方食を、できないものは外科的に摘出する必要があります。

●尿検査
尿検査は、時に血液検査より重要になります。
血尿が出る、尿が臭う、多飲多尿、尿が出にくい、腹部(膀胱)の痛みがある場合には、尿検査を必ず行いましょう!

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