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2017年09月02日(土)
犬の前庭障害 [News]
●柴犬 シバ ♂
「食欲なし」の主訴で来院されました。「一昨日まで不通で、明け方から嘔吐し目が変」「明け方変な鳴き声を出していた」でした。身体検査では、肥満、ノミの存在、外耳炎、そして目の水平眼振、首の右傾斜が異常としてあがりました。臨床症状、波動測定(松果体、視床下部、脳下垂体、内耳異常)から前庭障害と仮診断し、電気障害(ノイズ)を除去する漢方薬を処方しました。
●前庭障害とは?
前庭疾患とは、平衡感覚を失ってしまう疾患の一つです。老齢犬に発症することが多く、その症状は軽度なものから重度なものまであり突発に生じます。
耳の奥にある三半規管が何らかの原因で異常を生じ、目が揺れて平衡感覚を保つことが出来なくなり、斜頸、歩行困難などの症状を伴います。前庭疾患とは異なりますが、脳を犯し神経症状を出す原因の一つに電磁波障害があります、気をつけなければいけないのが特に高周波による影響です。実際に波動測定を行うと多くの例で臓器の上位中枢にあたる間脳(松果体、視床下部、脳下垂体)が障害を受けていることが分かります。
●治療
当院の治療は、脳の電気障害(ノイズ)を除去する漢方薬を処方することです。治療効果が悪ければ併せて波動療法を併用することがあります。水も食事も取れない状況では、入院を希望されることが多くあり、「シバちゃん」も2週間の入院を任されました。当初は寝たきりでしたが、ゆっくりと回復に向かい、帰宅前には軽い傾きが残るも自力で歩行、食事ができるまでになりました。
17時52分