広島県呉市「石崎動物病院」

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2018年03月07日(水)

猫の排尿障害 [News]

●ぱぴ 年齢不明 日本猫 ♂
「おしっこが出ない」主訴で緊急に来院されました。尿道にカテーテルを挿入し、閉鎖回路に繋ぎリリースしました。尿は真っ赤です、作業中に尾に力が入っていないことに気づきレントゲンを撮影することにしました。

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●レントゲン写真
仙骨と第一尾椎間が離断して骨折(赤⇒)しているのがわかります。

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●神経障害と断尾
3日もすると血尿が治まりました。カテーテルを抜管して自力で尿が出ることを期待しましたが叶いません。たぶん交通事故による神経障害により排尿障害が発生していることが一番可能性として考えられます。
数日後にしっぽは切断しました。

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●排尿サポート
もともとアレルギー持ちの為、減感作療法と併せて膀胱の神経経路に鍼と波動療法を行っています。神経回復の可能性は低いですが、しばらくは上記の治療を続けるつもりです。今後は、自宅での飼い主さんによる排尿処置(1日2〜3回)が必要になると予測されます。まずは、水を入れたゴム手袋を膀胱にみたてて、トレーニングを行い、実際に本人にトライするご指導を行っていきます。また、括約筋の緊張があるため、その筋肉をゆるめる処置が必要になります。

22時22分


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