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2018年01月31日(水)
歯磨きの盲点 [News]
●キャロ ♂ トイプードル 3歳
続いての登場です。
毎日ではありませんが、以前のプードルの子で多くの歯を失った経験から、歯磨きの際に怒るのも物ともせず、歯ブラシを使用して真面目に歯磨を行っていたそうです。
●歯磨きの盲点
お話を伺うと、歯を肉眼で確認せず口を閉じたまま磨いていたことが分かりました。検診すると上顎の門歯(前歯)が3本が磨けていないのを見つけました。時すでに遅く、動揺(ぐらつく)が著しく、歯根が露出していることが分かりました。
歯肉縁下に歯石が入り込むと歯周靭帯が断裂され接点が切断され、動揺が始まります。気を付けなければいけないのは、唇をめくり肉眼で確認しながら歯磨きを行う習慣です。ちなみに、他の歯は綺麗にクリーニングされいました、残念。
ちなみに、アメリカ小動物歯科学会では、年一度の歯石除去を推奨しています!
来週は、麻酔下で歯科検診と歯石除去を行う予定です。
14時08分