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2018年04月15日(日)
犬の耳介腫瘍 [News]
●アメリカンコッカ―スパニエル ♂ >10歳 モップ
それは、それは、大変な状況でありました。数年前から身体全体に腫瘍が発生し、とくに耳の内側に発生した腫瘍は格別でした、自壊(破れ出血)した部分は、感染と著しいにおいを発し酷い状況になり来院されました。
●手術
ベースにはアレルギーを抱えていましたので、まずはアレルギーコントロール(食事選択)を行い、炎症を低減させて手術に臨みました。当初の予定は、電気メスor炭酸ガスによる切除or蒸散予定でしたが、実際に麻酔下で観察すると予想を超えて深部まで浸潤している酷い状況でした。また、耳道内にも多数の腫瘤を認めました。
●術後
耳介全体と垂直耳道を切除しました。合わせて今後問題になりそうな皮膚腫瘤数か所、そして、歯石を除去しました。
バランスが悪くなりましたが、以前の状況と比較すれば雲泥の快適差があります。
4時間の手術でしたが、痛みの管理を徹底したせいか、翌日は、アレルギー管理食をバクバク食べました。
本日3日目に退院予定です!目出度しめでたし🌸🌸🌸
●3週間後
飼い主さんも大満足、臭いも痒みも治まり落ち着きました。次は、残る反対の耳と体の数か所の腫瘤を除去する予定です。
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