広島県呉市「石崎動物病院」

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2018年05月17日(木)

犬の急性膵炎 [News]

●まろん ♀ 9歳 ダックスフンド
「突然、嘔吐が続き、昨日から動かなくなった」主訴で、他院の先生よりご紹介をいただきました。
まずは、身体検査で重度の脱水(粘膜乾燥、心拍増加、皮膚弾力の低下)があると思われました。
血液検査では、軽度の総白血球の増加、ALPの上昇、電解質の異常、CRP(急性炎症:6.9)の増加がみられました。
触診では、上腹部の痛みは感じられませんでしたが、急性膵炎と仮診断し膵特異リパーゼの測定と超音波検査を行いました。

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●超音波検査
腹部超音波検査では、膵炎の特徴的所見を認めました。
@膵臓の炎症(黒いところ)

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Aコルゲートサイイン(アコーデオン状のところ)

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●処置
ドイツ生体共鳴機による測定でも、同じく膵炎、痛みの存在、脳下垂体、視床下部などの異常を認めました、早速にエネルギー、経絡、膵炎、解毒、ストレスの周波数によるハーモナイズを行いました。また、痛み止めとして鎮痛パッチを貼付、水分補給および電解質補正に補液と絶食、絶水を行いました。

●3日目
水を与えても嘔吐、下痢もなく、元気も出てきました。血液の再検査では、電解質は正常に復し、急性炎症の数値も随分と下がりました(6.9⇒1.5)。飼い主さんから聞きていた良く吠える症状も出だしたので早々に退院いただくことになりました。めでたし、めでたし🌸🌸🌸

●注意事項
いつも、いつも、ジャーキーを沢山与えていたそうです。酸化した油の問題、そして、添加物らにより炎症を発生⇒続いて活性酸素が発生します、よって食事の正しい選択と中和は必須事項です。添加物は、人では年間一人平均9sを取り込むと言われます、我々の業界では当然それ以上の問題がありますが、多くの飼い主さんが、ドックフード、犬用おやつを絶対的に信頼、信仰し、また、含まれる物に無関心であることがほとんどであることが危険です。

安心安全で、陰陽、虚実、乾湿を配慮したそれぞれの動物に適した食事選びをご指導しています、その節にはご相談ください。


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07時20分


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