広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2025年06月07日(土)

原因不明の脳障害 [News]

●メイ 14歳 ♀不妊済 トイプードル
2カ月前から「ビクビクする」 主訴でした。

「ビクッ」として吃驚して逃げるように走り出す、1日数回ある」
「ウロウロして震える」
「睡眠が取れない」

1件目、抗てんかん剤を処方するも薬効果なし、
2件目、漢方薬投与するも同じく効果なし。

当院が3件目の病院で 大阪からご縁をいただきました。

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原因不明と思われても 結果があれば必ず原因は存在します
石崎 何とかここで原因を追究し
完全治癒に繋げることを心に誓いました。

●波動測定
まずは 脳(頭痛)に問題があるとターゲットし測定しました。
✕中枢:シェデング、高周波、病原体
✕血液脳関門
✕アレルギー
✕エンドトキシン
△糖代謝
✕副腎皮質
△小腸:腸漏れ、絨毛損傷
△肝臓

✕ の問題点を最優先して治療を開始しました。

●2カ月後
「ビクッとソワソワ」が1〜2回/日に減り
症状が出ない日も出てきました。

以前のように飼主さんの側で寝れるようになり
不安そうな顔も落ち着いたそうです。

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●考察
中枢の異常は割と速やかに改善できます。
しかし、血液脳関門の修復にやや時間を要し
また、血液脳関門を通過する病原体の存在もあるので
癲癇発作症例では、直ぐに発作をとめることはできません。

回数、重症度が低下するので
抗癲癇薬を減量し、速やかに中止する必要があります
が・・・

どの飼い主さんも
癲癇症状を目の当たりにすると
我が子の痙攣時の状態がトラウマ化し
なかなか直ぐに薬を断ち切ることができないのが現場状況です。

要は
腸を整える
免疫を増強させることですが
こちらは、直ぐには結果を出せません。

しかしながら
何年にも渡りジワジワと体を壊して来た経過を振り返り
数ヶ月で復帰できることを俯瞰すれば
驚くほど早い改善に納得ができるはずです。

本来ならば
元気に見える未病の段階で体を整え
食事、水、環境を改善しておく大切さを知り
実践することです。

皆さんの覚醒を祈ります。

画像(330x208)・拡大画像(484x306)

09時16分


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