広島県呉市「石崎動物病院」

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2013年02月26日(火)

猫の眼瞼内反症 [News]

●タロー、猫、1歳 ♂
涙が出て、目が腫れている主訴で来院されました。
数か月前に角膜潰瘍から眼内感染を起こし、両目を失っていました。

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●内反症
今回は、下の眼瞼が内側に入り込み、その刺激で結膜が充血と浮腫を起こしていました。このケースは、上記の通り角膜穿孔から眼球内感染が起こり、其の後、眼球が萎縮したため、今回の内反症に繋がったと考えられます。下の写真の、赤くなっている下瞼が目の中に巻きこまれていた部分です。

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●眼瞼縫合
眼球を大きくすることはできないので、下瞼を一部切開、除去する予定しました。しかし、手術前日に風邪を引いてしまったため延期となり、炎症が進行したので後日応急処置を施しました。

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●手術
応急処置後、炎症が消褪したのをみはからって、手術を行いました。まずは、消毒後、内反の程度を確認しました。

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術後の出来上がりをイメージしながら、下の瞼と外の眼角を切除して縫合しました。

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手術が終了したところです。内反が矯正されているのが分かりますか?

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18時59分


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