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2013年03月23日(土)
猫の耳介の損傷 [News]
●チャコ ♀ 10歳 茶トラ
一家の猫(10匹)全てが耳疥癬に感染し大変なことになってしまいました。特にチャコちゃんは、痒いあまりに後ろ足で必死に掻いたんでしょう、耳介部が大きく損傷し壊死に陥りました。
●壊死した耳介
●7日目
●14日目
●21日目
●30日目
●43日目
●湿潤療法
私が中学、高校とラグビーをやっている頃は、セービングといって落ちた球を素早く拾う動作がありました。その動作は足を滑らせていくので、硬いグランドでは大腿骨外側のあたりを酷く損傷したものです。その時の治療は、赤チン、ヨーチンを塗布して早く乾燥させるものでした。傷に染み入るので「おー」と声を上げたものです。
現在、傷は乾燥させて治すのではなく、湿潤させて治すことが正しいとされています。当初は、皮膚の移植、皮膚弁の検討を行っていましたが、43日でほぼ完治の域に達しました。むろん傷に消毒液を使用して「おー」と言わしてははいけません。
14時32分