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2013年07月29日(月)
犬の橈尺骨骨折2 [News]
●バンテージ
左前肢の骨折で来院されました。まずは、骨折の安定化と腫れを引かすために厚めのバンテージを行い、手術日を待つことにしました。
●創外固定
骨折している部位には、自らの体から治癒を促す物質(サイトカイン)が集まっています。よって、骨折部位を開けてその部分を除去する様な手技を行うと治癒を妨げることになります。創外固定は、骨折部に触れずに、骨折部の遠位と近位にピンを差し込んで支持する方法です。前回の小型犬の創外固定とは異なり、大型犬で運動量が激しい場合には、より強固な支持が必要になります。
現在では、プレートを装着する場合も、骨折の軸だけを整えて、できるだけ骨折部位に触れない低侵襲プレート法に流れが変わっています。
16時28分