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2016年02月18日(木)
犬の脛骨、腓骨骨折と耳血腫 [News]
●もも 柴 ♀ 7ヶ月
「帰宅したら足を挙げていた」主訴で来院されました。触診、視診で明らかに骨折を疑いました。鎮静を施して、レントゲン撮影を行いました。
●患肢(横)
下肢を構成する脛骨、腓骨共に骨折していました。
●患肢(縦)
●手術
手術の選択肢は、@開放してプレートを装着するA骨折部位には触れず創外固定を行うB骨折部位を修復して創外固定を行うなどの方法がありますが、飼い主さんと年齢、費用、性格などを含めて相談の上、Aの方法を取ることにしました。
●術後
2本を固定した時点でできるだけ上下の関節アライメントを合わせ、4本のピンを挿入し固定しました。年齢が若いので1ヶ月過ぎには、ピンを外せると思います。手術翌日からは、患肢を着地して歩くようになりました。
●耳血腫
耳も痛がると訴えがありました。僅かな腫れでしたので分かりにくかったですが、軟骨と皮膚の間に血漿液が溜まる左右の耳血腫であることが判明しました。
●術後
膨らんでいる部分の皮膚を3mmのパンチで穴を開けて固定しました。
●10日後
●60日後の患肢
「すごく元気で走って困りますー!」と嬉しい悲鳴を聞きしました。来週のレントゲン撮影後に装具を外す予定です、散歩は良いのですがどうか足を引っ掛け無い様に注意して欲しいものです。
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11時11分