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2016年09月07日(水)
猫の食物アレルギー [News]
●モモ 日本猫 ♀ 4歳
「激やせして食べたら必ず嘔吐する、1週間ほど入院させて元気にして欲しい!」と来院されました。見るからにエネルギー不足の顔で、随分と痩せていました、そして、上胸部と後肢背面の脱毛が見られ、舐めるところをみると痒みがありそうです。
上胸部の脱毛
後肢背面の脱毛
●検査と治療
血液検査では異常は見られません、量子検査より食物アレルギーがリストアップされました。そして、絞られたのはアレルギー用の処方食と鹿肉でした。味気なく化学物質を含有している処方食よりは、触感が良く化学物質の無い鹿肉に変更することにしました。しかし、猫ちゃんの場合、なかなか頑固で手こずります。
●経過
食事アレルギー故に限定された食事になるので我慢が必要でした。最初は舐める程度でしたが、6日目からようやく口元に持って行くと一口食べ、8日目からは完食するようになりました。この間、あれだけ激しかった嘔吐は一切なくなりました。試験的診断ではありましたが、食事アレルギーによる嘔吐と皮膚病と診断され、9日目には退院の運びとなりました。
次回にはふっくらとした姿で会えるのを楽しみにしています!
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18時53分