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2017年11月24日(金)
犬の股関節脱臼(非観血的方法) [News]
●チュラ 柴 約2歳 ♀
10日前に突然足を挙げる症状があり、掛かり付けのドクターに受診、レントゲン撮影により股関節脱臼と診断を受けたそうです。手術で大腿骨骨頭を切除する必要があると言われ、他の手立てはないかと海を渡って遠くは四国から来院されました。
●非観血的整復
脱臼直後であれば整復しやすく、多くは外科手術をおこなわずに整復した経験がありましたが、10日以上経過したケースでしたので、電話を戴いた際には躊躇しましたが、「どうしても、ともかくお願いしたい!」と強いご依頼によりチャレンジさせていただくことになりました。
前方へ脱臼した左足を引っ張りながら回転し寛骨臼に戻しました。そして、バンテージで固定した後、綿の袋で覆いました。当日四国へ帰宅、遠方の為2週間後にお会いすることを予約いただきました。
●レントゲン撮影
既に診断は他院の結果をお聞きしていましたが、脱臼状態を把握(前or後)するために、レントゲンを撮影させていただきました。
●経過
2週間後に再確認のレントゲンン写真を撮影しました。ご都合により今回が最後の来院になるとお聞きしましたので緊張の瞬間でした。
結果は、上の写真の通り無事に整復されていました!
遠方よりご苦労様でした。
そして、その後順調の様です。
10時01分