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2019年02月15日(金)
猫の口腔内腫瘍(扁平上皮癌) [News]
●14歳 三毛 ♀ ていちゃん
「顎が化膿している」主訴で来院されました怖がりの子でした。
お話では、昨年末から口のただれが気になり他院にて診ていただき、抗生剤と消炎剤の処方があったようです。
確かに左顎が腫れて、膿状の液体が確認されました、良く見ると下顎は側方へ変位しています。顎の骨を下から触ると変形を感じ「ただ事ではないこと」を察しました!
飼い主さんは、今までの流れからそれほど重大な状態とは思われておらず、この温度差をどうやって埋めようかと思案しました。
周波数測定でも同じく癌を疑う悪い結果でしたので、しっかりと状況をご説明し麻酔下での検査、そして必要であれば食道カテーテルの装着をお勧めしました。
●検査
まずは鎮静の段階で口腔内を検査しました。
想像以上に患部はひどく、左の下顎骨は融解し、支持を失った歯が2本今にも抜け落ちそうな状態にありました。
これでは、自力で食事をすることが困難であることが分かります。
土台を失い抜け落ちた歯です。
骨が肥厚し歯が脱落してしまうような外貌は、悪性腫瘍に間違いありません。
0👈の下顎の先端が腫れあがっていました。
毛刈りすると状況の深刻さが分かります。
●食道カテーテル設置
プランニングは、首に装着した食道カテーテルから、癌の増殖を抑制し、細胞の変性を防ぎ、ミトコンドリアを元気にして坑酸化力を増す漢方薬の投与を開始することにしました。
●今後
西洋医学の三大治療である@外科、A放射線、B抗癌剤投与は行いません。なぜならば、いずれも大量の活性酸素が発生し、免疫機能がさらに低下してしまうからです。
自宅で温めてりラックスしてもらいながら、漢方薬の処方と周波数療法を
行う予定です。
17時26分