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2019年03月23日(土)
文鳥の卵管脱 [News]
●ぐり 2歳 ♀ 文鳥
「昨日夜からお尻から赤いものが出ている」主訴で
朝一番に来院されました!
「今まで捕まえたことが無い!」と言われるので、心配でしたが性格は穏やかで、おとなしく捕まりしっかりと観察することができました。
卵を最近良く生んでいたと聞きましたので、
腹圧による脱腸、卵管脱が疑われました。
やさしく綿棒で脱出部分を肛門から整復しました。
再び飛び出るようであれば縫合が必要になることをお伝えしました。
その後、再脱出の連絡を受け縫合の準備を進めました。
●麻酔
吸入箱で導入し、マスクで維持しました。
麻酔管理は、犬・猫とは異なり、呼吸状態だけでコントロールしなければならないのが欠点で安全性の落ちる所です。
ちなみに、犬猫の管理は人間に等しく
血圧、心電図、酸素、二酸化酸素、麻酔濃度、体温などがモニター上に映し出されます。
●整復
脱出した卵管をやさしく戻し、肛門周囲を便が出る程度に縫い縮めました。
翌日にご連絡を入れると「赤いものは出ていない、便は順調に出ている」ご報告をいただき一安心でした。
数日後に抜糸を行い終了する予定です。
併せて、食事における毒性物質中和、水の選び方、電磁波汚染の
指導を行いました。
●抜糸
10日後に麻酔下で抜糸を行いました。
肛門周辺は汚れが無くなり綺麗になりました、
無事終了!
11時47分