広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

News

RSS1.0


2009年05月04日(月)

11歳マル 腹腔内腫瘍  「年寄物語」その2 [News]

「年寄り物語」その2
●まる ♂ 11歳 ゴールデンレトリバー
(小型犬に比べると、大型犬の年齢は高くなります。)

●4月5日(日曜日)
「腹部に異常があるので、詳細を検査して欲しい。」と他の先生からご依頼がありました。
病歴は、7日前から突然元気が無くなり、徐々に回復するも、食欲が今一つ出ない。まずは、腹部の異常部位を超音波装置で詳細に観察しました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●腹部超音波像です。
明らかに、大きな塊を認めました。
内容が不均一ですから、悪性所見も考慮されます。

画像(330x246)・拡大画像(640x479)

●7日前より貧血状態は、ずいぶんと回復している様子でしたが、元気、食欲がないとの主訴でしたので、血液凝固系(止血出来るか)を確認の上、緊急手術(脾臓摘出)を行いました。

この右側の塊が腫瘍です。
その裏側に腫瘍が破れた部分が発見されました。(7日前の突然の虚脱は、その破裂が原因だと考えられます。)
肝臓、その他の臓器への肉眼的転移所見はなく、一安心です。
しかし、このパターン(犬種、内容)は血管肉腫という悪性腫瘍例が多いので心配です。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●術後の麻酔の醒めも良く、遠方(竹原)からお越しいただきましたが、当日に帰宅できました。
翌日、お電話で確認すると「物凄く元気で、食欲旺盛!」我々一同、嬉しい限りです。
これからの「生き方」が余命を左右します。今までを反省して、前向きに、そして、体に優しい生き方で頑張りましょー!

11時54分


ページのトップへ

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

キーワードリスト

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]