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2010年06月14日(月)
歯石除去の手順 [News]
●歯科ユニット
最近、歯科ユニットを新しくしました。右がユニットで、低速ドリル1本、高速ドリル2本、吸引機1本、洗浄機1本、超音波スケーラー1本を備えています。左の大きな装置がコンプレッサーです。
●観察
まず、全体を観察し、次に一本一本の歯の状態を検査していきます。歯肉の状態、歯肉ポケットの深さ、エナメルの状態、歯の本数、歯のぐらつきなどを詳細に記録します。
●検査
歯肉のポケットの深さを計っているところですが、このケースでは歯肉部分に出来物を発見しました。検査終了後、切除しました。
●歯石除去
詳細な検査後に、超音波スケーラーを用いて歯石の除去をおこないます。次に、歯肉ポケットに残る歯石を別のスケーラーを用いて歯石を取り除きます。
●レントゲン撮影
異常を感じた歯は、レントゲン撮影を行います。根が残り継続した炎症がある場合、乳歯が埋まりこんで炎症を内部で生じている場合、根の先端が化膿している場合、腫瘍の周囲組織浸潤を見る場合などに使用します。ここで、必要であれば抜歯、そして必要であればフラップを形成して処置します。
●染色
皆さんも歯医者さんで行うように、歯垢の取り残しが無いかを検査します。残っている部分があれば、再度超音波スケーらを使ってクリーニングを行います。
●研磨
みがき粉を付けて歯の表と裏をまんべんなく磨き上げます。
●洗浄
最後に蒸留水で洗浄して、ポケットの深い部分に薬剤を注入して終わりです。全ての歯を一本一本検査、処置しますので、問題が多い場合には3時間ほど必要になります。
お疲れさまでした!
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10時44分