広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

実習生感想文

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北海道大学 実習生感想文 [実習生感想文]

9月6日から11日まで6日間、石崎動物病院で実習させてもらいました。私は、動物病院での実習が初めてだったので、どんな症例の動物が来るのか分からなかったのですが、私の予想よりもたくさんの種類の症例があることが分かり、驚きました。ワクチン接種や皮膚病などが主な来院理由なのかなと漠然と考えていたのですが、糖尿病などの慢性疾患や、腫瘍、心疾患、骨折、寄生虫疾患など様々な来院理由があることが分かりました。今まで教科書でしか読んだことのなかったそれらの症例を実際に見ることができて、とても勉強になりました。何件かの手術も見学させてもらったこともいい経験になりました。特に印象に残ったのは、大きくなりすぎてしまった皮膚腫瘍の手術と、腹腔内腫瘍の手術です。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

皮膚腫瘍は大きなものが頭と足にできていて、腫瘍からの滲出液で被毛が非常に汚れていてとてもかわいそうでした。もっと早くに処置できていれば大変な手術にならないですんだのかなと思いましたが、どうしようもない理由があったのか
なとも思いました。腫瘍を液体窒素で凍らせてとるという手技も初めて見たので、とても興味深かったです。腹腔内腫瘍の手術では人頭大の腫瘍が腹腔内にあり、腸と癒着していましたが、癒着を剥がして腫瘍を摘出していくのを見て、感動しました。
「飼い主が何を求めていて、何をすれば喜ばれるのかを常に考えることが大事」という院長先生の言葉も印象に残りました。ものが言えない動物が何に苦しんでいるのか、つまり病気の原因は何なのかを見極めて、病気を治療していくことは獣医師にとって重要な仕事だと思います。動物病院の獣医師はさらに、飼い主の立場に立って考えるということも大切なのだと思いました。実際の症例や手術、検査などの様子を見ることができて勉強になったのと同時に、動物病院の獣医師にとって何が重要なのかを少し分かることができたので、実習をさせてもらってよかったなと思いました。
6日間、ありがとうございました。


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