院長コラム
2011年05月17日(火)
0111事件で思うこと [院長コラム]
●O111
0111の問題が話題になりましたが、利益のみの追求とモラルの欠如が招いた悲劇だと思います。亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
業者は、安さを追求するため、ユッケ肉として「経産廃用牛」を使用していたそうです。世間は、この業者の衛生管理に怒りをおぼえるとおもいますが、私の視点は違います。
「けいさんはいようぎゅう」とは、子供を産めなくなって残された道は肉になるしかない牛のことを言い、廃棄用の牛の意味です。私は、この表現にどうしようもない怒りが湧いてきます。人間の胃袋を満たすために、彼らは生を受けてから、休む間もなく子供を産むだけ産まされ、役に立たなくなれば肉にされてしまう。そんな、とっても惨めで悲しい一生を送っている牛に対して、余りに酷い呼称を許せません。人間はいつからこんなに傲慢になったのでしょうか?
昔の日本人は、生物、自然事象すべてに神が宿ると考えていました。これから、日本人は未曽有の東北大震災を契機に、再び復興を目指します。我々日本人だけではなく、それを取り巻く環境全て、植物、動物、海、山、川を含めて感謝し、畏敬の念を抱きながら、本来の日本人の姿を取り戻し、国民一同で立ち上がっていかなければならないと切に思います。
●自衛隊の皆様ありがとう!
私の尊敬する先生が、東北支援へ行かれた折にお土産として頂戴したものです。誇り高い菊饅頭ですが、この度の自衛隊の活躍を評して(便乗して?)できた商品の様です。とにもかくにも国民の皆様に自衛隊の活動が評価されていることは、素直に嬉しく思います。
09時01分