News
2011年09月03日(土)
角膜潰瘍 [News]
●角膜潰瘍
眼の表面に位置する角膜に傷が付くことを「角膜潰瘍」と言います。症状は「涙が出る、目が赤くなる、目をこする、まぶしそうにする、目ヤニがでるなど」です。
角膜の傷を検査するために損傷部の染色を行います。染色液で黄緑色に染まった部分が潰瘍で、浅い広がった範囲のもの、深く狭い範囲のものなどがあり、詳細は暗室で拡大しながら観察します。また、深さを見るためには、スリットランプを使用します。
<原因>
外部損傷によるものが最も多いのですが、眼瞼にできた腫瘤、逆まつ毛などでも傷がつきます。
<治療>
感染を防止する抗生物質、角膜の再生を促す薬、痛みをとる薬が処方され、約7日間で治癒します。角膜を刺激するものが排除されなければ、いつまでも潰瘍は続きますので原因除去が必須です。また、再発性の潰瘍(難治性角膜潰瘍)では、角膜切開を行う必要があります。
上記の症状を注意深く観察し、異常があれば速やかに!
09時32分