広島県呉市「石崎動物病院」

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2012年12月22日(土)

ウサギの無菌性子宮蓄膿症 [News]

●超音波所見
「幸」5歳 ♀ 主訴は「間欠的血尿」

子宮の異常所見です。超音波画像では、液体が黒く映し出されるので液体が子宮角に貯留している像が分かります。時々の血尿と超音波所見から子宮の異常と診断し、開腹手術を決定めました。

画像(330x246)・拡大画像(640x479)
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●手術所見
手術手技は、犬、猫の開腹手術とほぼ同じです。
卵巣と子宮部分で尿管を一緒に結紮しないように注意を払って縫合します。

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●摘出子宮と内部変化
子宮は内部増殖と水腫変性により少し膨れ上がりっています。代表的な蓄膿症は、子宮内に沢山の膿が溜まるので、レントゲンで明らかにわかりますが、今回のケースでは超音波を駆使してじっくり見きわめることが必要です。

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子宮の内部を見ると、血液の塊が散見され継続的な出血はこの子宮が原因であったことが分かります。内部の液体を塗抹し、無菌性子宮蓄膿症と診断しました。

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●術後
覚醒直後の「幸」ちゃんです。寝起きの顔ですので平時はもっと美しく可愛いのです。ウサギの5歳と言えばかなり高齢なのです、良く頑張りましたね〜♪

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翌日の様子は、野菜を少し食べ、少し遊んでいるそうです。
長生きしてね〜♪


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23時48分


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