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2013年06月08日(土)
タマネギ中毒、危機一髪! [News]
●ベッキー 6歳 ダックス ♀
「タマネギを食べたのですが、病院へ連れて行ったほうが良いですか?」とお電話いただきました。採取してから既に2時間経過しているので、果たして間に合うものか?と不安がありましたが、とにかく来院いただくことにしました。
●嘔吐を促す
到着して直ぐに、嘔吐を促す注射を行いました。
まあ、出るわ出るわ、大量のタマネギが収穫されました(笑)。
●怪しいベッキーの態度
今回の事件に飼い主さんは、気づいていませんでした。しかし、ベッキーの態度の変容には気づいたそうです。何か悪いことをした時には、いつも隅に隠れて申し訳なさそうな顔をするそうです。その顔を見た飼い主さんが、何かある!?と察し、今回の盗み食い事件が発覚したのでした。
●タマネギ中毒
タマネギ中毒とは、タマネギ、ニンニク、ニラなどのネギ属に含まれる成分により、溶血性貧血を起こす有名な病気です。また、加熱しても毒性は消えないので、犬、猫には生だろうが、調理しようが食べさせてはいけません。副作用出現の採取量には、個体差がありますが、今回の量は明らかに大量でした。放置しておけば副作用が発生したと考えられます。幸い胃内に残っていいたので大事に至らず済みました。
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10時09分