●創外固定の選択
今回の骨折部位は、前足の肘から先の部分(前腕骨)でした。まだ6か月なので成長板(骨が発育する場所)を保護しなければならないこと、骨折線が遠位で、プレートを入れるスペースが足らないことより創外固定を選択しました。まずは、縮まった筋肉を伸ばす為に、天井から暫く牽引を行いました。
ピンを4箇所刺入して上下の骨折部を安定しました。
●術後翌日
骨の安定化により痛みがなくなったため、足を付いてご飯をいただだくことができるようになりました。また、骨の再生促進には、加重をかけることが大切な要素となり、出来るだけ早く歩くことが骨再生促進につながります。治癒期間は5-8週間必要です。