広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2008年07月15日(火)

せめて、7歳越えたら腹部超音波検査を! [News]

昨日、脾臓摘出の緊急手術がありました。そして、ここのところ3件と続きます。
腫瘍の多くが老齢の病気です。年老いて免疫力が低下し、その腫瘍は、徐々に時間をかけて大きくなっていきます。特に腹部における腫瘍は、なかなか飼い主さんレベルでは、発見されず、よほど大きくならないか、あるいは、それに伴った症状が現れないと気づいてもらえません。

こんな話をよく耳にします。
「最近、どうも散歩の距離が短くなったかな〜???」
「食欲はあるが、時々しんどうそうにする気がする?」
「最近、元気だが痩せてきたようだな〜?」

しかし、上記の徴候に気付いていながらも「もう年だから」とほとんどの飼い主さんが簡単に片づけています。

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腹部に見つかった大きな塊!

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約2.5kgの塊でした

先日の例は、大きくなった腫瘍の一部が突然裂けて多量に出血し、ショック状態で運ばれ緊急手術になりました。先週の例は、大きくなった腫瘍から慢性的に出血し、お腹が目いっぱい膨らんでいるのですが、飼い主さんは、それには気を留めず、食欲がなんとなく無いからと来院され、超音波検査後、手術になりました。
このように「緊急」か「いよいよ」の状態になって、ようやく来院されます。

普段から身体検査と定期的な腹部超音波検査を行うことで、早期発見ができます。
十分に認識いただきたいことは、腫瘍の多くは年寄りの病気であり、気になる僅かな症状が出た時に「年だから」と絶対に決めつけないで欲しいのです!

動物は、自分で言葉を伝えることができません、ですから飼い主さんはその僅かなサインを見逃してはならないのです。

7歳越えたら癌年齢、定期的な検査を積極的に受けましょう!

10時01分


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