広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2008年07月19日(土)

ノミの大発生!? [News]

7月に入り、蚤アレルギーで来院される方が昨年より多くなりました。

腰背部(腰の背中側)以降の病変の80%がノミアレルギーと言われます。特徴的な症状は「じっとしていて、急に振り向いてガツガツと咬みつく」です。蚤がいなくとも、この症状と腰部の黒コショウ様の蚤の排泄物を見つけたら、まず間違いはありません。
当方では、積極的に蚤駆虫薬使用をお勧めしていませんが、状況に応じての使用はお願いしています。また、ノミ取りシャンプーはお勧めしていません。

ちなみに、最も安全な除去方法は・・・
 ●ノミ取り櫛を使用する
 ●ハーブを振りかける
 しかし、大量発生している場合には、上記の方法では追いつきません。

他に大切なことは、周囲の環境(卵、蛹)を一掃することです。
掃除機などで徹底的にそれらを吸引する必要があります。また、他に同居の動物がいる場合には、同時に駆虫することをお勧めします。

画像(220x185)・拡大画像(433x366)

成虫
●♂2mm ♀3mm
●寄生後直ちに吸血開始
●吸血後36〜48時間以内に産卵開始
●一匹の雌で生涯約2000個もの卵を産む
●成虫は寄主に寄生してから、48時間以内に交尾して産卵を始める。交尾した雌成虫は1日平均20〜50個の卵を産卵する
成虫期間は2〜4週間程度である

画像(220x185)・拡大画像(433x366)


●長径 0.5mm
●低温、高温、乾燥に強い
●湿度50%で数日でふ化
●被毛から滑り落ち、滑りやすいのでそこら
 じゅうに散乱する

画像(220x185)・拡大画像(433x366)

幼虫
●2〜5mm
●掃除機でも除去しにくい
●餌は成虫の糞、人の食べ残し

16時00分


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