広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2015年07月21日(火)

犬の深部角膜潰瘍 [News]

●初診 DaX 6歳 ♀ りぼん
「眼がしょぼしょぼしている」と診察を希望されました。
左目の10時〜12時方向に深部角膜潰瘍、そして少し離れた所に毛細血管の新生が見られました。飼い主さんのお話しでは、同居の兄弟との喧嘩だそうです、喧嘩の際に爪が当たったことが想像できます。

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●3日目
潰瘍の急速進行がないか、検査に来院いただきました。潰瘍部は現状維持で、緑膿菌による溶解状態が無いことを確認して継続点眼をお願いしました。

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●7日目
潰瘍周辺位存在した深部の血管新生(潰瘍を生体が治そうと周辺から血管が侵入してくる状態)が潰瘍部に到達しました。潰瘍の待ちわびた姿が分かります。こうなると急速に治りが進みます。

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●14日目
血管の応援のおかがで潰瘍部分が修復され、ほとんど綺麗になっています。来院いただきながら、補充療法(コンタクトレンズ、第3眼瞼被覆術など)をおこなうべきかどうかを迷いましたが、今回のケースは血管新生の勢いがあり、血管の治す意思を感じたので、点眼薬のみで治療を行うことを決めました。

画像(330x225)・拡大画像(373x255)

16時54分


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