広島県呉市「石崎動物病院」

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犬の皮膚型リンパ腫 [News]

●クロエ イタリアングレーハウンド ♀ 14歳
「足にできものが出来た!」と来院されました。

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患部に針を刺して細胞診を提出して病理専門医の意見を仰ぎました。
結果は「円形細胞腫瘍、異形成は軽度だがリンパ腫※が疑われる」でした。

※リンパ腫とは?
リンパ球が悪性腫瘍化することを言います。
犬の腫瘍の中では発生率が高く、腫瘍全体の7〜24%を占めています。

発生部位により
@多中心型A縦隔型B消化器型C節外型D皮膚型の5種に分類され、
その80%以上が多中心型で消化器、節外、縦隔型の順になります。
今回のクロエちゃんは皮膚に発生する皮膚型リンパ腫を疑いました。

●皮膚型リンパ腫
病理検査は行っていませんが、細胞診診断と周波数測定より
「リンパ腫」と診断しました。

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●1か月後
「腫瘤が少し大きくなり時折足を挙上していたのが、足をつかなくなった。」と
残念な報告を受けました。
そして、その後に一部の皮膚が破れて出血が見られるようになりました。
付属リンパ節は2p程に腫れています。

再び周波数測定を行いました。
*リンパ腫×
*病原性大腸菌×
*トリコスポロン属クタネウム(カビ)×
*肝臓障害×
*サイトカイン分泌×
*核、リボソーム障害×

評価:×重度 △軽度 〇正常

●経過(2カ月後)
薬膳2カ月後の状態です。

皮膚の腫瘤は破れ一時期出血が激しくなりましたが、
2か月後の現在、ほぼ綺麗な状態になりました。
腫瘤に随伴して腫れていた膝のリンパ節もほぼ正常な大きさになりつつあります。
また、ほとんど挙上していた足も常時着地できるようになりました。
諦めていた飼い主さんも気持ちを取り戻し笑顔が見られようになり
嬉しく思います。

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完治までもう少しの辛抱です。
頑張りましょう!

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笑顔のクロエちゃん!


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腸漏れによる犬の細菌性肝炎 [News]

●ミツオ 12歳 ♂ ビーグル
「突然食欲が無くなる」主訴で来院されました。
体温39度2分(平温38度5分)、元気、食欲なし。

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身体検査、血液検査、周波数測定を行いました。

●血液検査

@貧血
A肝機能障害
B副腎皮質機能亢進症の可能性
C急性炎症

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●周波数測定
*椎間板×
*炭水化物障害×
*アレルギー×
*肝臓×
*副腎皮質機能亢進症×
*トロンボシスチンン(凝固系)×
*大腸菌(細菌)×
*トリコスポロン属クタネウム(カビ)

●治療
突発なこと、急性炎症の数値が跳ね上がっていること、黄疸が発生していることなどから大腸に繁殖したカビから腸漏れが発生し、大腸菌が肝臓へ侵入し感染が発生したと判断し薬膳を処方しました。以前は腹腔鏡を用いて肝臓の一部を採取し培養した時代もありましたが思った程の結果は得らませんでした、現在は周波数測定により判断しています。

7日後の診察では、食欲がでてきて調子が良くなりました。
14日後、食欲元気共に正常に復しました。
カビ治療はつづきますが、ひとまず危機は乗り切りました。

●カビ繁殖の問題点
@抗生物質の使用
抗生剤(特に経口薬)を安易に処方されると腸内細菌が減少する。その隙に腸に存在する僅かなカビが増殖し勢力図が変化してしまいます。その後はカビに支配される関係が続く。

A小麦の摂取
小麦に含まれるグルテン、および遺伝子組み換え小麦の異物反応により免疫細胞が出動しサイトカインを分泌する。そして腸に炎症が発生し上記と同じ腸漏れが起こる。牛乳に含まれるカゼインも消化しにくいので与えない。

B毒物摂取
化学物質、農薬、上記の遺伝子組み換え食品、ホルモン剤を含む食材は、腸の炎症を招き腸漏れの原因となる。

つまり、特例を除き抗生剤を使用しない、小麦、毒物の入っていない食事を選択することが病気の元の元の発生予防に繋がります!


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腸漏れによる犬の神経疾患 [News]

●イタリアングレーハウンド ♀ 13歳 カール

「左前肢に力が入らない」主訴で来院されました。
左足を地に付ける際に折れ曲がる(ナックリング)、痛みはない様子でした。

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●血液検査
ALP(アルカリフォスファターゼ)のみ上昇して他に異常はありませんでした。
ALP:2489(正常値250)mg/dl

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周波数測定異常
@各種ビタミン、ミネラルの不足×
A電磁波障害(低、高周波)×
Bアレルギー×
C中枢、末梢神経障害×
D酸化障害×
E炭水化物代謝障害×
F動脈硬化×

●1カ月後
「徐々に起立時間が短縮してきた、寝たまま排便する。」

●2カ月後
1日に1回立つことあり、殆ど起き上がれず寝たまま、四肢が特に冷たい。

周波数側定異常
@細胞外マトリックス×
A間質×
B細胞膜、細胞質×
Cゴルジ装置、リボソース、リソゾーム×
上記の結果から細胞内を修復する治療に切り替えました、
そして、後半から細胞外を修復する治療を開始しました。

●4か月後
2カ月間は立てない状況が続きましたが、
ここにきて「立てないが寝返りをうてるようになった!」と
嬉しい報告をいただきました。

この時点で細胞内・外の状況は改善しました。

●5カ月後
「自力で立ち上がり、自分で水が飲めるようになった☺」

周波数測定異常
@末梢神経△
A腸内フローラ×
B真菌×
C大腸×

真菌治療を開始しました。

●7か月後
「元気で動き回り以前同様によく吠えるようになった」
「元に戻った!」

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●考察
7カ月に渡りお付き合いいただき感謝です。当初は症状が進行し寝たきりになりましたが、辛抱強く薬膳投与と周波数測定に通っていただきました、現在ほぼ以前の状態に回復できたことは本当に嬉しく思います。
今回の大元は大腸における真菌感染により腸漏れ(リーキーガット)が発生し、次に自己免疫疾患※に進展した結果が招いたものと思われました。

※自己免疫疾患
免疫が自分の組織を非自己(敵)とみなし攻撃を始めて臓器障害を発すること。(例:関節リュウマチ、膠原病、SLE、甲状腺機能減退症、糖尿病、アレルギーなど)


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