院長コラム
お気持ちに感謝! [院長コラム]
鹿児島県 新湯(しんゆ)温泉 [院長コラム]
●新燃岳
鹿児島中央駅から約1時間、雄大な新燃岳を右手に見ながら山間を進みます。この麓であれば「間違いなく期待できるぞ〜!?」と胸が膨らみます。
●新湯温泉 新燃荘
いかにも湯治場と言う雰囲気が漂っています。駐車場は既に満杯。入り口の看板に「30分以上入湯しないこと!」とあるのが気になりました。湯疲れするような重い湯なのでしょうか?
●露天
まず、目に入るのは綺麗な白色の湯を満たす露天風呂でした。一応、混浴になっていて、女性はタオルを巻いて入るらしいのですが、夜にならないと女性は入りにくいと感じました。湯温はたぶん39度、ゆっくり浸かることができました。
●内湯
白く変色した壁から熱めの源泉が流れ落ち、温度は41度ぐらいで入りやすい湯でした。女性の湯の隣に「治療湯」がありました。泉質は同じですが、湯船が3名で一杯になるサイズで温度は43度ぐらいで熱めです。地元のおじさんに「30分以内・・・」の看板の理由を尋ねると、長湯したお客が硫化水素で3名死亡したのだそうです。以降小屋の風通しが良くなり安全を確保するために30分と制限されたようです。それ以降、硫黄が臭わなくなったそうです。湯治客は皮膚病が多く、ここの湯でなければ治らない症例もあり、九州大学で研究されたとも聞きました。また、多い時には一日に約500人が来湯するそうです。
泉質 ★★★ 単純硫黄泉
接客 立ち寄りのため不明
料理 立ち寄りのため不明
効能 皮膚病、リュウマチ、高血圧、喘息、冷え症
熊本県 地獄温泉 清風荘 [院長コラム]
●地獄温泉
熊本駅から車で1時間。
山に立ち上る湯けむりを目指すと「おー雰囲気あるー!」と唸らせる玄関が待っていました。期待感100%。この建物で受付を済ませてから湯を戴くシステムになっていました。湯はこの奥かと思いきや、ここは食事を戴く場所になっているようでした。
●元湯
期待100%で入湯。少しぬるめの素朴な薄い硫黄という感でした。地元の御爺ちゃんにインタビューすると、この施設には他にも湯があるが、この元湯にしか入らないといわれていました。しかし、何か物足りなさを感じます。
●露天 仇討の湯
露天風呂は、元湯から歩いて2分の北側に位置していました。
この日は晴天、開放感が漂い、濃厚な硫黄を肌に染み込ませながらまったりできる凄く良い感じの露天でした。
何より残念なことは、それぞれの風呂に入るには、毎回着替えて移動しなければならないことです。しかし、その悪条件を加味しても十分に満足できる有り難い温泉でした。周囲には全く何もないので、昔は湯治場として山を越え、長期にわたり逗留されたことでしょう。
●食事
まさか、この山奥でこんな質の高い料理がいただけるとは夢にも思いませんでした。食材、料理ともに満足のいく内容でした。
これは泥湯かと思わせた「胡麻豆腐」。味はとっても美味しくあっという間に平らげてしまいました。しかし、最後まで泥が入っているのではないかと疑ってしまうほどの演出でした。上記の幕の内にデザートが入り1,600円!お得でお勧めの内容でした。
食事の際に係りの方から情報を戴いたのですが、ここの温泉は「すずめの湯」という泥湯が目玉だそうで、上記の「胡麻豆腐」もそれに因んで泥仕様にしているそうです。時間がなく後にしましたが、次回は必ず「すずめの湯」に浸かりたいと思いました。残念!
泉質 ★★★ 単純硫黄泉
食事 ★★★
接客 ★★★
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛四十肩・五十肩、腰痛、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身(打撲)、くじき(捻挫)、痔、冷え症、疲労回復(ストレス解消)、病後回復、健康増進(健康づくり)、慢性皮膚病、慢性婦人病、月経障害、慢性消化器病、慢性便秘、動脈硬化症、高血圧症、肥満、糖尿病(高血糖)、痛風(高尿酸)
●追加
2度目の訪問で心残りだった「雀の湯」に入湯してきました。
熱め湯とぬるめの湯があり、ガスが湯船と周辺からボコボコと湧き上がり、湯治湯の雰囲気満載でした。木を枕にしてぬるめの湯でゆったりと1時間は過ごせます。
●夕食
今回は、一泊できたので夕食を戴くことができました。しっかりとした和食のコースでしたが、私は鯉がにがてなので鯉三昧にはまいりました。しかし、量の多さには驚きます。また、接客もとても丁寧で気持ち良く戴けました。