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驚くほど厚い面の皮! [院長ブログ]
●でででた!どちらの親分様で? クウチ、7歳、♂
もともとノラなのですが、近隣の貴得な方が見るに見かねて病院に連れてこられました。いつも徘徊して、縄張りをパトロールしているクウチは、部外者との抗争が絶えません。「喧嘩人生に悔いなし」と思われるクウチの座っている眼には迫力があります。
●分厚い面の皮
去勢をせずに、外で喧嘩をしまくる雄猫は、物凄ーく顔の皮が厚く、まさに「面の皮が厚く」なります。少々引っかかれたり、噛まれたぐらいでは、歯は奥に穿孔しません。しかし、一旦化膿してしまうと、その分厚い皮膚が仇になり、いつまでも皮膚が破れずに、膿が皮下に溜り込み大変なことになってしまうことがあります。
●縫合、ドレイン
汚い皮を綺麗に切除して縫い合わせました、そして、傷の中に溜る液体を排泄させるチューブも装着しました。このちゃん実は、つい最近まで疥癬(ダニ)に皮膚を犯され、それは、それは、化膿と相まって恐ろしい顔になっていたのでした。ですから、顔の毛はほとんど無くなり、今回の縫合傷により一層人相が悪くなり、迫力を増したのでした。
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乳腺炎 [院長ブログ]
●ぺこ 11歳 ♀
お乳が急に腫れ、体が熱く、食欲が無いと来院されました。早速、身体検査を行うと、確かに全体の乳が腫れて、されにその乳から汚い液体が飛び出しました。血液検査では、総白血球増加、単球増加、CRP上昇より感染性慢性炎症所見がみられました。
●乳から膿
一部の乳腺に穴が開いてしまいました。卵巣の異常を考慮して、超音波検査へ進みました。
●超音波検査
腎臓の後方に黒く丸く見えるのが、卵巣嚢腫と思われる像です。通常は、超音波検査で卵巣は映りませんので、異常であることがわかります。
●痛みの軽減
手術は、飼い主さんが、できるだけ痛くない方法を希望されましたので、硬膜外麻酔と腹腔鏡での卵巣子宮全摘出を行いました。5mmの切開2箇所、2cmの切開1箇所(卵巣がおおきかった)で終わる事が出来ました。
●卵巣嚢腫
超音波検査のとおり、大きく膨れ上がった左右の卵巣が観察されます。これで今後、乳腺が膨らむ事はなくなり、穴が開くこともなくなります。
●歴史を感じる歯石
長年の蓄積により大量にたまった歯石です。とっても良い子ですので、愛想良くしてくれるのは良いのですが、近いとかなり臭います。
●Good!
積年の憎き菌の塊をすっきりと除去しました。長期間放置したので、残念ながら一部の歯は抜歯を余儀なくされました。これで、頬ずりされても大丈夫。卵巣子宮摘出、歯石除去をもっと早くしとけば良かったね!
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眼の大きな腫瘍 Part2 [院長ブログ]
●眼瞼腫瘍
なんでも拾った時から目の縁に小さな固まりがあったそうです。苦節7年、小さかった出来物をこんなに大きく育ててしまいました!?眼瞼の腫瘤は、眼瞼の全長の1/3までであれば、問題なく再建できるのですが、今回は1/3を超えていました。そして、瞼をひっくり返すと、なんか嫌らしい浸潤像があり「この色と言い、裏側のじわっときている感じは悪性ぽいですね〜」とお伝えしました。また、切除が1/3を超えたので、上の瞼を少し切除して、上下のバランスを取りました。(だから少し目が小さくなりました)
●悪性メラノーマ
7日後の病理検査の結果は、悪性腫瘍であるメラノーマでした。眼にできるこのメラノーマは、転移は少ないのですが、それでも悪性腫瘍ですので、注意が必要です。幸い、血管への浸潤は無く、完全切除できているとの報告でしたので「ホット」しました。
●「気づく」こと
腫瘍ができたということは、これは「大切なサイン」と認識すべきです。完全切除がなされたとしても、悪性腫瘍が体にできるということは、免疫が低下していると理解できます。これからは、食事、生活環境を精査して改善に取り組まなければなりません、飼い主さんとじっくり相談しながら、同じ過ちを繰り返さないようにしたいと思います!まずは、オメデトウごさいます。













