広島県呉市「石崎動物病院」

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福岡県 二日市温泉 [院長コラム]

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●福岡 二日市温泉
出張で博多へ行く機会は多いのですが、この度は友人の結婚式でした。ホテルで尋ねると「二日市温泉」を推薦されました。何十年も博多に来ていましたが、こんな近くに温泉があるとは思いもよりませんでした。博多駅からJRに乗り特急でわずか10分のところに天然温泉があったのでした。

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●御前湯
いつもゆったりと入浴を楽しみたい私にとってホテル推薦の御前湯に入るには少し時間が遅くなっていました。駅で運転手さんに尋ねると扇屋が1時間ほど遅くまでやっていると聞き扇屋へ向かいました。

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●泉質
日曜日の8時ごろで、ほぼ貸し切り状態でした。湯は熱めのアルカリ泉と思われました。当たりは優しく、長くつかりたい気分になります。贅沢を言えば、もう少し温度が低いと良いと思います。出たり入ったりを繰り返し約1時間堪能しました。

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●総評
温泉街には活気はなく、情緒もありませんでしたが、タクシーの運転手さんは、わざわざ別府へ行く必要はないと言います。この街の中心的存在である「博多湯」には、今回お邪魔できなかったので評価しにくいのですが、博多から数分で源泉かけ流しを味わえる環境は、何ともうらやましい限りです。福岡の皆さん!この「評判の二日市温泉」に頻繁に足を運び、活気をとりもどし昔の賑わいを復活させましょう!


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猫の拡張型心筋症と口内炎 [院長ブログ]

●主訴
他にて口内炎で定期的に注射をうってもらっていたそうです。しかし、最近、注射の効果が薄れ、ご飯をほとんど食べなくなったという主訴で来られました。

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●レントゲン撮影と超音波検査
確かに下顎の左右に大きな潰瘍と歯石が見られました。全抜歯をお勧めする状況ではなく、潰瘍の治療を行えば良いと判断しました。しかし、口内炎の処置とはいえ、15歳での麻酔ですので、この年齢であれば強制的に胸部のレントゲン撮影をさせていただきます。あれれ、レントゲンをみると肥大型心筋症思わせる特徴的なバレンタインハート型をしています。レントゲンでの異常が見つかったので、引き続き超音波検査をさせていただきました。

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大きく左右に広がった心臓。また、胸水も認められました。

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●超音波検査
レントゲン検査で想像していた肥大型心筋症ではなく、著しく左右の心臓が拡張した拡張型心筋症と思われました。さらに、左右の弁では著しい逆流見られました。
心筋症とは、大きく分類して、心臓の壁が厚くなる肥大型心筋症と逆に薄くなる拡張型心筋症があります。猫ちゃんでは、肥大型心筋症が多く発生します。

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●口内炎治療と食道カテーテル装着
強心剤を点滴し、軽い麻酔を施しました。大急ぎで口腔内の潰瘍を炭酸ガスレーザーで除去しました。次に食欲が無いことと、急ぎ心臓薬を開始する必要があるので、食道にカテーテルを装着しました。この間、約10分間。心臓が余りに悪いので、スタッフ一同気が抜けない緊張の一瞬でした。

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●今後と注意事項
明日より食道カテーテルから心臓薬を開始し、落ち着いたところで、再び口腔内クリーニングができれば理想ですが・・・・際どい心臓ですから、どこまで頑張れるか心配です。再び飼い主さんと楽しい日々が少しでも取り戻せるようにスタッフ一同頑張ります!

高齢とは言え、徐々に体重が減少してくるのは異常です。高齢であればあるほど、どこかに異常が隠されています。初めは見つけられないかもしれませんが、定期的に観察、検査させていただくことで、発見できる機会が増します。どうぞ、めんどくさがらず、食欲があっても痩せてきたら病院へ足を運んでください。


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肛門周囲腺腫2 [院長ブログ]

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●肛門周囲腺腫とは?
肛門周囲腺腫の記事は過去にありますが、この度のケースはかなり大きなものでした。この腫瘍は、♂を主体に発生する腫瘍で、雄性ホルモンが関与しているために去勢を同時に行うことで、発生を予防します。しかし、悪性の腺癌であれば去勢の効果はありません。

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●手術
見た目以上に深さがありました。また、腫瘍周囲の健康組織も含めて切除する必要があるので、かなり大きな切除範囲になります。腺癌を想定して超音波検査で骨盤の下にある腸骨下リンパ節を観察し、転移の有無を観察します。

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●巨大な腫瘍
肛門の50%を占める大きな腫瘍でした。よって、肛門の閉まりを司る括約筋も同じく切除する必要があす。しかし、術後の副作用である垂れ流しを心配しました。しかし、術後の排便は順調で安心でしたが、一方で坐骨神経障害が出現しました。手術中は、十分に注意しながら進めましたが、ダメージが出たことは事実です。しかし、その障害も約1カ月で正常に復し、依然と変わらない状態に復帰しました。病理検査結果も、完全切除で良性の腺腫との報告でした。めでたし、めでたし!さて、次の段階は、病気にならない体作りです。


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