広島県呉市「石崎動物病院」

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骨盤拡張術 [院長ブログ]

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●猫の巨大結腸症
巨大結腸症は、拡大した結腸に大量の便が停滞している状態で、ほとんどが後天性です。主な原因は、交通事故などにより骨盤骨折が生じ結腸が圧迫されて、その手前で大きくなってしまいます。また、原因不明で突発性の場合もあります。

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術後のチビ

●チビ11歳 日本猫
チビちゃんは、10年前に自家骨を使用してで骨盤拡張術と拡張しきった直腸を切除する手術を行いました。3年前よりふたたび便が溜まり腸が拡大するようになりました。そして、麻酔下で便をとりだす作業が数年続くことになりました。高齢で2度目の手術になるので、なかなか踏み切れずにいましたが、この度、飼主さんの覚悟が決まり、再手術になりました。

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●巨大結腸症の治療
便を緩くする薬、食事などで対処しますが、反応の無い場合には、結腸切除術、骨盤拡張術を行います。
チビの1回目の手術は、異物で無くできるだけ自分の物でという考えで、チビの骨を利用して拡張しました。しかし、7年間の間に吸収されてしまい再び狭窄をしてしまいました。今回の2度目の拡張手術は、骨盤の真中に特殊プレートを挿入して固定することにしました。

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●成功、成功!
3年前から自力で大きな便が出たことが無かったチビですが、今回の手術後初めて「モアイ像」の様な巨大な記念すべき便を出すことができました。まだ、少し足に浮腫が残っていますが、これは、数日後に無くなると思います。

手術の成功に乾杯!そして、今後のチビの人生が快適であることを祈って、再び乾杯!


 


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猫の若木骨折 [院長ブログ]

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●いん シャムmix ♂
やんちゃ盛りの「いん」は、他の仲間と大騒ぎの毎日です。この度、仲間と遊んでいる最中に腰の高さから落ちたそうです。それ以降、足を痛そうにしているとの主訴で来院されました。病院で早速レントゲンを撮影すると、右の写真の通り、右前肢2本(前肢は、二本の骨で構成されます)の骨折が見られました!みずみずしい木の枝を折ったときの様相を呈するこの不完全骨折を「若木骨折」と呼びます。

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●ギブス固定
やんちゃな成長期であり、飼い主さんも安静に自信が持てないため、数週間骨折部を保護するギブス固定を行いました。いつも私は、早く傷が治るようにサインをしますが、これに効果があるかどうかはわかりません?多くの飼い主さんに喜んでいただいている気がしていますが・・・・どうかな?Toshi

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●一か月後
受傷後一か月目にレントゲンを撮影しました。体も一回り大きくなって、全く足を骨折したことなどとっくに忘れています。「いんちゃん!くれぐれも気をつけてね、あまり高いところから飛ぶんじゃねーぞ!」


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股関節脱臼 [院長ブログ]

●クッキー パピヨン 1歳 ♀
突然のことでした。朝方「キャン!」と鳴き声が聞こえました、気がついたら、片足を上げている状態だったと聞きます。

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外れた側の寛骨臼がよく分かります。

異常を察した飼い主さんは、急ぎ病院へ直行しました。身体検査では、かなりの痛みを感じます。股関節の解剖学的異常を感じ、早速レントゲン撮影に進みました。右の写真の通り患肢は後方へ脱臼していたのでした。

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●整復
通常、このように直に連れて来ていただいたケースでは、まず非観血的(関節を開けない)処置を試みます。麻酔をかけて脱臼した股関節を牽引と回転を加えて整復を行いました。ここで、第一段階終了ですが、次に関節内に入り込んだ血液を押しだすために、何度か関節を動かします。そして、再脱臼を防ぐために関節を僅かに内側に回転させながら屈曲させたままテーピングを施して終了です。「よかった、良かった!」

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●テーピング
約2週間安静を保ちます。獣医師の指示はほぼ無視され、はしゃぎすぎました。よって、固定は30%程ずれ、テーピングはボロボロです。(笑)

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●鎮静処置
本日、テーピングを取るために鎮静処置を行いました。レントゲン写真で確認を行い、股関節が正常位置にキープされていることが分かり、煩わしかったテーピングを晴れて外すことができました。これから約2週間ほどは、引き綱をつけのリハビリが必要です。今度は、指示を守ってくれるのでしょうか?「あまりはしゃぎすぎると、また外れるョ〜!」


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