歯科(歯冠)治療 [飼い主さん感想文]
●ダックス 10歳 ♂
こちらの病院にお世話になる前、他の病院(動物歯科専門医?)で歯の修復手術をしてもらっていました。修復した歯はデリケートなので硬いものは噛ませないようにと指導され、よくよく注意していたのですが、術後3ヶ月で修復箇所が取れてしまいました。
はっきりとした原因は分からなかったのですが、再手術を勧められたため、不安が残りながらも2度目の手術を受けました。でも、やはり3ヶ月を過ぎた頃、取れてしまったのです。どう考えても自然に取れたとしか思えませんでした。
又、有無も言わせず再手術、そしてまた取れるかも・・・。そう考えると不安で再度同じ病院に行く気持ちになれず、ネットで色々調べ捜した所、少し遠いのですがこちらの石崎動物病院を見つけたのです。
診察をしてもらい、それまでの経緯も全てお話させていただきました。色々な意味で不安に感じている私たちの気持ちを先生はとてもよく理解して下さったので、相談しやすく、納得した上で再度手術をすることを決めることが出来ました。
手術に関して先生は「今出来る最高の手術をして今後また再手術になるような事がないようにしてあげたい」色々考えてくださり、その結果、先生の知人の歯医者さん(人間の)が立会って下さる事になりました。こんなにも親身になって考えてくださった事にとても感動しました。
そして手術は無事成功。
治療後の歯もとても綺麗で、見た目には分からないほどです。今のところ取れる様子もありません。
本当に今回の手術のことでは、色々と親身になって考えてくださってありがとうございました。ワンコの歯を治療できる病院は少ないため多くのワンちゃんが欠けた歯をそのまま放置させられたり抜歯されたりしているのを見かけます。そのたびに、治療できることもあるのに・・と思ってしまいます。
石崎先生にお会いしていなければこの歯は残すことが出来なかったかもしれません。せっかく綺麗に残していただいた歯なので硬いものを噛ませないように注意し、一生大切にしていきたいと思ってます。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
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毎年起こる、恐ろしい熱中症! [News]
●ボストンテリア、10歳、♂
今年もやってきました恐怖の熱中症!車の中で留守番をさせていた僅かな時間の出来事でした。飼い主さんが用をすませて車を開けてみると、既に倒れていたそうです。呼吸状態が悪く、血管を確保し、気管挿管、酸素吸入をおこないました。
●処置
体温は43度、急ぎ緊急処置です。しかし、注意しなければならないことは、急速に冷やし過ぎてはいけないことです。例えば、氷を当てる、水に浸けるなどの処置を行うと血管が閉まりかえって体温を下げることができません。点滴、水に浸したタオルで覆い風を送ることが大切です。
●DIC(血管内凝固)
熱射病の副作用で恐ろしいことは、血管内で血液の粘調度が急激に増加することにより凝固が促進し、血液を止める成分が不足してしまい全身性の出血が始まることです。
このDICを未然に防ぐことが治療のカギ(ヘパリン療法、抗炎症療法)です。
体温はゆっくりと時間をかけて戻すことができましたが、残念ながらDICを発生してしまい、お役に立つことができませんでした。残念です・・・・。
●お願い!
どうかこの時期に、車に閉じ込めたり、日中の散歩に行ったり、海に連れて行ったり、暑い部屋に置いたりすることがないようご注意ください。特に鼻の短い短頭種(ボストンテリア、シーズー、ブルドック、フレンチブルドックなど)は、体温が上がりやすいのでさらなる注意が必要です。
8月のセミナー [大和臨床研究会]
暑い日が続いていますが、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。さて、8月のセミナーをご案内申し上げます。いつも通り何でも質問できる有益なセミナーですので、万障繰り合わせてご参加ください。
日 時 8月19日(日曜日)
場 所 石崎動物病院内
時 間 午後1時から午後6時頃まで
受講料 1万5千〜2万円(参加人数で変動します)
講 師 岩吉先生(獣医イメージングサービス)
テーマ 直ぐに役立つ胸、腹部の超音波実習
内 容 胸部と腹部の超音波描出と計測全般と2症例
★★★ 最新の超音波機器(アプリオ)で実習できます!
参加資格
会員外の先生も気楽にご参加いただけます。
初めての方でもお気軽に事務局までご連絡ください。
実習ですので人数に限りがありますことご了承ください。
大和臨床研究会事務局 0823-21-4175