広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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犬の軟口蓋過長などなど [飼い主さん感想文]

●飼い主さんから
チコ シーズー ♀ 7歳
うちの子は、生まれつき鼻の穴が小さく 呼吸がいつも苦しそうで掛かり付けの病院でも手術をした方が良いと言われてましたが なかなか踏ん切りがつかず 。と言うのもこの子の母犬が眼底出血になりMRI検査、CT検査とその度に、弱って行く日々で結局 「両目摘出手術」をすれば良くなると・・・でも悲しい結果に‼ なので手術することが 怖くて決断できず!

でも最近 呼吸が前より苦しそうに感じて ネットで動物病院を探していた時に、石崎動物病院で手術した子をホームページで見て 気になり話だけでも聞いて見ようと、受診しました

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先生は、臆病なうちの子に不安を与えないように やさしく撫でながら言葉をかけてくれたり心配性の私には、これからの注意点や手術の事をやさしく丁寧に時間をかけて説明して頂きました。なかなか決断できずにいた私に、先生が「手術事態は99,9%大丈夫ですよ」と言われた事で手術を決心する事が出来ました。
ただ診察で この子には、鼻腔狭窄と軟口蓋過長だけでなく心臓の僧帽弁逆流や肺にも問題がある事が分かり心配な部分はありましたが、先生は、私の不安な気持ちを察してか、心の準備が必要だろうと気遣いまでしてくれて・・・しっかり時間を頂きました。手術までの間は、安定時の心拍数を測ったり 心臓の薬を飲ませたりすることで、手術までの心の準備も出来ました。
手術当日、今までは「お預かりします」で終わりでしたが、うちの子が臆病な事を考慮して不安を与えない様にと鎮静剤で眠りに就くまで飼い主が側にいた方が良いと判断されました。初めてでドキドキでしたが、今思えば良かったと思っています。

手術も先生が言われてた通り何の問題もなく無事終了しました。そればかりか逆まつげや噛み合わせが悪い事もわかり綺麗に治して頂きました。何から何まで本当に有難うございます。

今では、海に散歩に行っても走れるよになりました。寝てる時もイビキをかくことなく熟睡できてる様子です。そんな姿を見れるなんて・・嬉しくてたまりません。
何時間でも寝顔を見ていたいくらいです。
今まで、心配ばかりして気がかりだった事が嘘のようです。本当に感謝 感謝です!!先生ならびにスタッフの皆様本当に有難うございました。これからも、宜しくお願いします。

尾道の心配性の飼い主より

●院長から
遠方(尾道)から来院いただきました。主訴は「1年ぐらい前から呼吸が苦しい」でしたね。身体検査所見は、@呼吸速迫、チアノーゼ(酸素不足)A鼻腔狭窄(鼻の穴が小さい)B軟口蓋過長(のどチンコが長い)で、早速に予約いただきレントゲン撮影を行いました。
その結果は、胸郭が左右不対象で、片側の肺が十分に広がらない問題点が発見されました。また、軽度の心臓拡大があるので、超音波検査に進みました。そして、左右の心臓の弁の閉鎖不全(逆流)が見つかりました。

3日後の診察では、呼吸は落ち着き、チアノーゼ、フガフガが無くなり、食事も食べやすくなったせいか驚くほど旺盛になったそうです。たぶん、いつも息を止めた状態で「食べたいけど苦しくて食べれない」状況が改善され、楽しみながら食事ができるようになったことは何より幸せなことと思います。

手術後、数日間は飼い主さんにとって心配な日々であったと思いますが、すっかり元気になって良かったです。
我々職員一同の願いは、動物と飼い主の幸せに貢献することです。飼い主さんと共に喜びを共有できたことを幸せに思います。


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猫の前頭洞蓄膿 [院長ブログ]

●オネエちゃん、♀、16歳、茶トラ
左の鼻から膿性鼻汁が続き一旦おさまりましたが、続いて左側頭頂部に穴が開き、そして目から膿の排出がみられるようになりました。

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●レントゲン写真
本来空気が入り黒く映し出される部位である前頭洞が白く変化しています。また骨の一部が隆起しているのが分かりますか???

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●手術
頭頂部を切開し周辺をさぐると、前頭洞に2ヶ所の穴(鼻の骨)が発見されました。その骨を一部分切除すると中から膿が盛り上がって飛び出してくるのが分かりました。

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約1pの縦の穴をあけて膿を優しく掻き出し、洗浄をくりかえしました。この膿を培養検査へ提出して菌の培養、感受性を調べます。

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●術後
洗浄チューブを頭頂部に設置しました。
毎日、このチューブからの洗浄を暫く繰り返します。

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●1ヶ月後
以前のレントゲン写真と比較すると前頭洞が黒く抜けて、空気が入っている正常の映像になりました。

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●考察
蓄膿の原因は、過去に風邪を引き鼻腔、副鼻腔における粘膜の炎症が継続し、2次的に細菌が感染してしまった可能性が考えられます。慢性の鼻汁を排出している場合には、レントゲン検査を行い、蓄膿の存在を確かめる必要があります.

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右目はその後角膜潰瘍の手術を追加しています。


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腎臓腫瘍の摘出 [院長ブログ]

●ヨークシャ、♀、こまめ、5歳
主訴は定期的な嘔吐。発症時期はいつからは分からないそうですが、頻繁に吐くので太れないとのことで来院されたそうです。そして、超音波検査と針で吸引生検したところ腫瘍と診断され、その獣医さんの紹介で来院されました。

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●超音波検査
超音波も腎臓の血行状態を観察するために欠かせない検査です。悪性と思われる大きな腫瘤が見えます。

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●レントゲン造影
腎臓摘出時には、絶対に行わなければならない検査の一つです。片側の腎臓の状態を観察し、しっかりと腎臓が働いていることを検査しておかないと、摘出後に腎不全がやってきます。こまめは幸いにして両方の腎臓が機能していました。

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●摘出術
大きく腫大しているため切開創は大きくなりました。腎臓の動静脈、尿管を結紮、切断してから腎臓を取り出しました。

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●摘出腎
腎臓の見た目は、手前の正常と思われる部分と後ろの大きく腫大した8割を占める腫瘍に侵されていました。
病理検査結果は、腎癌。脈管浸潤はなく転移性は高くないと返答があり、悪くとも嬉しい内容でした。

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