広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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お気持ちに感謝! [院長コラム]

●御守り
こちらは佐賀県は仁比山神社のお守りです。実は私がここ一カ月逆流性食道炎で元気がなかったのを思い出して、佐賀へ旅行へ行かれた際に、神社へ立ち寄より戴いたものでした。この山王さんのの御守りは、難が「去る」ことで厄除、開運、無病息災、学問武道に神威絶大だそうです。

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何より、ご心配戴いたお気持ちに心より感謝申し上げる次第です。そのお蔭で90%程度回復しました、このお守りは効きました!そして、これからは夜遅い食事(いつも終わるのが遅いので)は取らないように気を付けます!
暖かいお心に感謝、合掌。

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猫の糖尿病 [News]

●クマ ♂ 9歳 Mix
主訴は「多飲多尿、脱水、嘔吐、体重減少など」でした。この症状と高齢の猫であることで高率に疑う疾患は、慢性腎不全と糖尿病です。早速、血液検査と尿検査を行いました。結果は血糖値456mg/dl。糖尿病を疑いましたが、先ずは食事でコントロールすることにトライしました。また、気を付けなければいけないことは、猫はストレスでも高血糖になることです。

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●猫の糖尿病
糖尿病は、人間同様に生活環が変化し、2番目に多い内分分泌疾患と言われます。危険因子は@年齢;9-13歳がピークA肥満B中性化(避妊、去勢)C性別;♂に多いD品種;♀の1.5倍などが上げらます。
糖尿病には2つのタイプがあり、猫は2型糖尿病が最も多く、インスリン非依存型とも呼ばれます。つまり、インスリン注射の必要がなくなる可能性があります。

●治療
治療は、状況によりますが、多くは初診時点で高血糖により著しく脱水し衰弱していることが多く、まずは輸液を行い脱水を矯正します。そして、インシュリンを低用量から開始し、一定期間後に血糖値を時間単位に追っかけて最低値血糖値を探します。そして、其の後の自宅での管理の為に飼い主さん自身が注射のトレーニングをして、朝晩注射していただかなければなりません。

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●予防
予防は、肥満を防ぐことが大切で、既に肥満している場合は、徐々に減量させることが肝要です。減量を焦り、絶食を2日以上させた場合には、脂肪肝(肝リピドーシス)になる危険があります。私見ですが、猫は本来肉食であり、キャットフードを食べる生き物ではなく、なぜならばキャットフードの主成分は穀類(炭水化物)であり、ライオン、トラの食事は肉、内臓、骨であることは明らかです。遺伝子に逆らった食事を戴くことで、体に負担が生じ病気に繋がってしまうことを理解し、根幹から考え直さなくてはなりません。


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猫の眼瞼内反症 [News]

●タロー、猫、1歳 ♂
涙が出て、目が腫れている主訴で来院されました。
数か月前に角膜潰瘍から眼内感染を起こし、両目を失っていました。

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●内反症
今回は、下の眼瞼が内側に入り込み、その刺激で結膜が充血と浮腫を起こしていました。このケースは、上記の通り角膜穿孔から眼球内感染が起こり、其の後、眼球が萎縮したため、今回の内反症に繋がったと考えられます。下の写真の、赤くなっている下瞼が目の中に巻きこまれていた部分です。

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●眼瞼縫合
眼球を大きくすることはできないので、下瞼を一部切開、除去する予定しました。しかし、手術前日に風邪を引いてしまったため延期となり、炎症が進行したので後日応急処置を施しました。

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●手術
応急処置後、炎症が消褪したのをみはからって、手術を行いました。まずは、消毒後、内反の程度を確認しました。

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術後の出来上がりをイメージしながら、下の瞼と外の眼角を切除して縫合しました。

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手術が終了したところです。内反が矯正されているのが分かりますか?

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