犬の食物アレルギーと減感作療法 [News]
●主訴
シュナウツアー ♀ 10歳
9年前から定期的な消化器症状(嘔吐、軟便、下痢)と軽度の皮膚症状ありました。治療をおこなえば直ぐに症状が治まっていたので対症療法を行ってきました。また、アレルギー検査(リンパ球反応試験)は、陰性でした。
●波動測定と現在
リンパ球反応検査は陰性でしたが、定期的に消化器症状を繰り返すために、波動による周波数検査を行いました。結果は黒でした。従って試験的食物トライアルを行い、合わせて、当院のアレルギー測定の結果を用いて減感作療法を行いました。現在は消化器症状、皮膚症状が全く消失し、飼い主さんも大満足な状態です。もっと早いアプローチをして差し上げればよかったと反省しています。
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猫の脛骨、腓骨骨折 [News]
●ガリちゃん ♂ 日本猫 7歳
他院よりのご紹介でした。
骨折の手術は、通常プレートあるいは創外固定法により骨折部を安定させますが、今回は、その二つの特性を併せ持った新しいプレートを使用しました。
●下腿骨(脛骨、腓骨)遠位部の骨折でした。
●新しいプレート法
新しいと言っても数年前から推奨される方法ですが、以前のプレート法とは異なり、骨とプレートの摩擦で安定させるのではなく、ネジとプレートをロックさせて安定させる方法です。利点は、骨への血行が保てる、ネジの数を減らせる、強固な安定が確保できることです。
●退院
5日間の入院でしたが、腫れも引き痛みも無く、ほぼ患肢の荷重が可能になっていました。抜糸および今後のレントゲンは紹介いただいた病院でお願いし、今後プレート摘出をおこなうかご検討いただくことにしました。
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猫の上腕骨骨折 [News]
●ニャンタ ♂ 1歳
他院の先生より「上腕骨骨折の猫ちゃん」をご紹介いただきました。
●上腕骨(前肢)骨折
骨幹中央部分の単純横骨折でした。心配(検討事項)は時間が経過していること、骨のズレがかなりあることでした。
●整復
レントゲンでは、単純骨折と思っていたのですが、実際に骨折部位を開けてみると、遠位側(下側)の上腕骨が実は3か所に割れていました。最近のレントゲン写真はデジタルンになり保存管理がとても便利になりましたが、骨の僅かな亀裂はどうしても以前のレントゲン写真の様に詳細ではありません。
骨鉗子でつかんだ瞬間に骨がばらばらになり一瞬途方にくれましたが、ワイヤーとネジの併用で整復を計りました。また、時間か経過していたため整復に時間を要しました。
●退院です!
遠位側の固定が若干弱い為、長期に入院していただきました。術後の回復は順調で、直ぐに足を使っていたずらをするのでひやひやでした。
癒し系のとてもフレンドリーな性格で、長期入院でスタッフと仲良くなり帰宅時には寂しさが生じます。
遠方なのでたぶん会えないけど元気でね〜❤