広島県呉市「石崎動物病院」

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犬の肝臓の変性 [News]

●ヨークシャーテリア ♀ 8歳 ラム
紹介でイオレゾナンス(生体共鳴)測定を希望されて来院されました。
既往歴は「昨年から軟便があり、プレドニゾロンを長期に飲んでおり現在は良便である」でした。

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初回の結果は以下でした。
*経絡の障害
*電磁波障害
*著しい酸化
*有害物質の汚染
*エストロゲン過多
*炭水化/蛋白質代謝障害
*松果体障害
*アミノ酸の不足
*ミトコンドリア障害
*大腸異常

早速、有害物質の中和、電磁波対策、インスリン抵抗性、エストロゲン過多、大腸障害の修復を始めました。

●1ヶ月後
左の眼の下が膨らみ、その後、破裂して穴が開き急遽来院されました。
原因は、根尖部膿瘍です、麻酔下で抜歯の必要があるので血液検査を行いました。
異常値は、急性炎症(CRP)マーカーが上昇>7.0mg/dl、低血糖51mg/dl・低アルブミン血症2.1mg/dlでした、他に異常はありません。

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低蛋白の原因は、
@腸の異常(吸収、漏出)
A飢餓
B肝臓の異常(合成)
C腎臓の異常(排出)です。

肝酵素は血液検査は正常値でしたが、バイオレゾナンス測定では「肝の変性」が見つかりました、膵臓、小腸は正常により肝臓のケアーを中心に治療を開始しました。

麻酔下における歯科治療は慎重を期して、肝臓を修復、強化し*ALBが復帰するまで延期することにしました。

*ALBとは?
肝臓で合成される蛋白質です。肝機能障害があると生成能が低下します。

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血液検査と食欲正常から思い当る臓器が浮かびませんが、血糖値が低いことから、副腎、肝、膵臓をリストアップし、バイオオレゾナンス(生体共鳴)測定で調べてみることにしました。

前回に加えて以下の項目に異常がありました。
*細菌感染
*リボソーム障害
*レプチン抵抗
*肝変性

ここで、飼い主さんから
「過去にALBはずっと低くて正常値になったことがなかった・・・・。」と聞かされました。

●4か月後
1ヶ月おきの検査結果は以下でした。
*ALB(mg/dl):2.1⇒2.3⇒2.5⇒2.8
*GLu(mg/dl):59⇒81⇒107⇒105

周波数測定結果
*肝変性正常
*炭水化物・蛋白質代謝障正常
*ミトコンドリア、リボソーム正常
*レプチン抵抗性正常
*松果体正常
*大腸障害軽度

来月には麻酔下で歯科処置を行います。

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猫の慢性腎不全と諸々 [News]

●しろ ♂ 日本猫 15歳
主訴は「口から出血、嘔吐、7日前から食欲なし、水ものめない」でした。
身体検査所見は、著しい脱水、低体温(35.4度)。

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バイオレゾナンス(生体共鳴)測定は以下でした。
*腎不全
*口内炎
*消化管障害(胃、小腸、大腸)
*ウイルスの感染(ヘルペス、FIV)
*カビ、細菌の感染
*アレルギー
*電磁波障害(低周波、高周波)
*有害物質の汚染(農薬、化学物質、重金属、放射能など)
*水の汚染(水道水など)
*酵素、アミノ酸不足

脱水が重度の為に皮膚弾力が著しく低下し、頭頂部の皮膚をつまむと
トサカ状になってしまいます。
*赤矢印:脱水の特長です、引っ張り上げた皮膚が元にもどりません。首の部位を引っ張っても評価が難しくなります、頭頂部で観察することが大切です。

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●入院5日目
点滴を継続し、片鼻に栄養カテーテルを装着し脱水を矯正しました。
現在は自ら水を飲み、食事の臭いを嗅ぐところまで回復しました。

しかし、既に腎臓は>75%障害されています。
元の元は糖質過多による局所性インシュリン抵抗性が問題です。この問題は、食事に多く含まれる糖質により発生してしまいます。猫は特に完全肉食ですので、糖質(米、イモ、とうもろこしなど)は不要です。長い年月をかけて、糖質過多によるインシュリン抵抗性が長期間続くと細胞障害が発生して腎臓、その他臓器がやられてしまうのです。

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●未病での修復が肝心
長期間かけて作り上げた「悪い作品」を元に戻すには、相当の時間が必要になります。時には元に戻せないほど「完成しきった作品」になっていることもあります。

バイオレゾナンスの未病測定で初期に発見し修復を手掛けることで元に戻すことが可能です。また、薬膳併用も欠かせません。
飼い主さんは「悪い作品」が完成して症状が出現しない限り来院されることがなく、また、目に見えない予防的処置にはさほど興味がないのが現実です。

*以前の「病気にならない生き方、極意」を参考にしてください。
http://www.ishizaki-ah.jp/admin.php?ID=1257

病気にならない生き方を実践するには以下が肝です、
@酸化させない
A糖化させない
B間脳(松果体、視床下部、視床、下垂体)を守る
C腸を整え強化する

そして、病気の初期段階(未病)で修正、修復することがシンプルで最も大切な長生きの秘訣になります。
多くの飼い主さんの覚醒を希望します!


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副腎皮質機能亢進症と薬膳 [News]

●もも Mix 中型犬 9歳
副腎皮質機能亢進症とは、別名クッシング症候群と呼びます。
多くは下垂体の腫瘍により、副腎皮質よりホルモンが過剰分泌され、その影響で肝臓腫大による腹部増大、多飲多尿、免疫低下による感染症、皮膚の菲薄化・石灰沈着などの症状が現れます。
血液検査ではALP(アルカリフォスファターゼ)が高値になります。

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昨年5月に肛門腺癌の手術を行った際に、血液検査で異常(ALP2258)が発見されました。
臨床症状としては、腹部増大、多飲多尿がありました。
麻酔時に超音波検査を行うと副腎両側の肥大認めました。
右副腎6.4mm 左副腎7.0mm

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●薬膳療法とバイオレゾナンス
バイオレゾナンス(生体共鳴)測定では、以下の異常が気になりました。
*視床下部、下垂体
*副腎
*エストロゲン過多
*ミトコンドリア、リボソーム障害
*椎間板障害
*炭水化物、蛋白質障害

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エストロゲン過多にはプロゲステロンを処方、副腎皮質機能亢進症に関しては薬膳投与3種を始めました。
処方開始から10ヵ月が経過しました、お腹が引っ込みウエストが出現し多飲多尿が治まりました。
治療はまだ続きます。

●元の元
多くの病気の元には、インスリン抵抗性があります、糖質過多になるとインスリン抵抗性が発生し、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが細胞内に入らなくなり、やがて細胞障害を発生します、それが臓器障害、病気です。

ドックフードには、多くの糖質が一緒に入っています。
何年にも渡り、糖質過剰食を食べ続けていれば病気はおとづれます。
👉「食は血となり肉となる」

*下記の様に穀類が先頭に来るフードは、選んではいけません、
できれば穀類、豆類、根菜類が入っていないものを選びましょう!

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障害された臓器に注目することは当然ですが、
その元の元を正さなければ病気の発生はふせげません。
「未病で発見し、早期の早期で対応することが肝なり」


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