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猫の十二指腸異物と慢性嘔吐について [News]
●リアン チンチラ 8歳 ♀
「昨日から食欲が突然亡くなり、嘔吐をしている」主訴で来院されました。
とてもおとなしい子のため、活力は不明ですが、
軽度の脱水と体温低下が見られました。
また、血液のスクリーニング検査では、急性腎不全が発見されました。
そして、触診で大きな胃を感じたので超音波検査へ進みました。
●超音波所見
液体が溜まり大きく拡張した胃の異常所見が見られます。
液体で拡張した十二指腸とその後方に異物らしき像(影を引く)が見られます。
●手術
開腹すると直ぐに十二指腸部分に閉塞部を発見しました。
何とか頑張って1pほど移動した様子がうかがえます(腸の充血部分)
●切開、閉鎖
腸管へのダメージが軽微だったために、異物の真上を最小切開し取り出しました。内容物がお腹に入らないようにして、切開創を縦縫合しました。
●摘出異物
摘出された異物は「梅干し」でした。
術後飼い主さんにご連絡すると、
「そういえば、よくゴミ箱をあさっているんです!」と。
●考察(猫の慢性嘔吐について)
少し前から、慢性嘔吐の病歴をうかがい、周波数測定の結果から食事アレルギーの存在をお伝えしていました。「猫は毛玉を吐くもの、だから草を定期的に与えなければならない常識」が世間には浸透していますが、実は毛玉ごときを消化できない胃は異常な状態が発生しているのです。
通常なら骨をも溶かす胃液がある訳ですから、毛玉が溶かされ消化されないのはおかしいことなのです。炎症を起こして機能が十分でないために消化、収縮、蠕動が通常とおりに機能できない異常な状態にあるために毛玉が滞ってしまうのです。
そして、その炎症と毛玉のために、いつも胃腸が重苦しくすっきりしないので、草を食べては嘔吐を促したり、ゴミ箱から色々な物をあさったりする異常行動を起こしてしまうのです。
異物を食べる元の元は胃腸の炎症から来る異常症状で想像されるのです。
猫は当たり前に嘔吐するものととらえず、草を与える前に異常所見と認識して、一度チェックに来院ください。適切な食事選びを行います。
また、根本治療としての減感作療法も選択でき、数カ月後には色々な食事を頂けるように体質を改善することも可能です。
慢性的に憂鬱な胃腸障害をすっきりとさせて、快適な日々が早く送れますように。
猫の甲状腺機能亢進症と薬について [News]
●サスケ ♂ 12歳 アメショーMix
「慢性的に毛玉を吐く」消化器症状で来院されました。
周波数測定からアレルギーを疑い、減感作療法を開始しました。
減感作療法の中盤から嘔吐が少なくなり順調に体質改善がおこなわれていると思われましたが、後半あたりから徐々に体重が減少し慢性的な嘔吐が再び始まりました。
●血液検査
以前正常であった血液の数値は、*ALT>1000 *ALP 842の高値であり、周波数測定では数値を反映する甲状腺機能亢進症がピックアップされました。
そこで減感作療法終了後に甲状腺機能亢進症の専用食を開始しました。
しかし、食事療法では症状の改善がみられず嘔吐が継続し、
体重減少が続きました。
甲状腺ホルモンの測定を行うとT4(甲状腺ホルモン)は 18.2mg/dl、正常値(0.6-3.9)をはるかに超えた数値でした。
●抗甲状腺剤
食事療法は無効。
そこで止む無く私の嫌いな、副作用を持つ西洋医学の薬で
あるメチマゾールを始めました。
投与開始20日後、異常に跳ね上がった血液検査の数値は全て正常に復し、嘔吐もなくなりました。
甲状腺のコントロールで3.1kg まで落ちていた体重が、3.9sまで回復しました。
今後は、1カ月ごとに血液検査と周波数測定を行いながら、注意深い管理を行っていきたいと思います。
●私がメチマゾール(西洋医学薬剤)を嫌う理由
メチマゾールだけではなく、西洋医学の薬には多くの副作用が含まれます、人間では現在50,000ほどの病名があるらしいのですが、薬が新たな病気を作り出しているのですから、さらに病名が増えることが予想されます。
以下がメチマゾールの添付文書(INetより)です。
重大な副作用
汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少、発熱、全身倦怠、咽頭痛、低プロトロンビン血症、第7因子欠乏症、血小板減少、血小板減少性紫斑病、紫斑、肝機能障害、黄疸、多発性関節炎、移動性関節炎、SLE様症状、紅斑、筋肉痛、関節痛、リンパ節腫脹、脾腫、インスリン自己免疫症候群、低血糖、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、抗好中球細胞質抗体関連血管炎症候群、ANCA関連血管炎症候群、急速進行性腎炎症候群、血尿、蛋白尿、肺出血、喀血、関節腫脹、皮膚潰瘍、横紋筋融解症、脱力感、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎不全
その他の副作用
末梢神経異常、過敏症、発疹、蕁麻疹、こむらがえり、好酸球増多、倦怠感、唾液腺肥大、浮腫、味覚異常、味覚減退
●薬剤選択
当院では、薬剤は漢方薬を主体に処方しています。
理由は、上記の危険性があるからです、今回の薬だけでなくほとんどの薬は、上記の副作用以上を含んでいます。
漢方薬とて副作用がないわけではなく、素材に農薬、重金属、ホルモン剤などを含んでいれば副作用として作用します。
よって、漢方薬、西洋医学の薬を処方する際には、必ず周波数測定を行って副作用の有無をチェックし、ノイズ(副作用)の発生する薬剤は使用しないよう心掛けています。
災害を例にとれば、「自分だけは被害に合わない!」と鷹をくくっているのと同じことで、危険を認識して早めに避難しないと流されてしまってからでは手遅れなのです。
皆様の健康と意識改革を祈って!
猫の脳障害 [News]
●タマ 日本猫 ♂ 8歳
「最近は寝ていることが多く、突然フラフラしだした...」主訴で来院されました。
顔つきは見ての通り「うつろ」、起立不能、食欲元気なし。
神経学的診断では、中枢神経、視神経、三叉神経の障害がありました。
視力も無い様子です。
●処置
周波数測定では、同じく間脳、中脳、三叉・視神経、延髄異常がありました。
高周波の影響があったため、要観察、電磁波の影響のない環境に置くために入院をお勧めしました。
*当院にはWifi、コードレス電話などはありません、窓にはシールド、そして電磁波対策用ドイツ製デュープレックスを設置してあります。
そして、脳のノイズ(電気障害)を除去する漢方薬を早速に開始しました。
●8日後
治療は、漢方薬処方(毎日)と周波数調整(3日)を行いました。
入院翌日から徐々に回復がみられ、8日後には起き上がれなかった初日が
嘘の様に復活を果たし、食欲も旺盛になりました。
明日は、一時退院です!☺☺☺
●考察
高周波は、脳の前頭前野の血流低下を起こし機能障害を発生することは、科学的測定で証明されています。その電磁波測定を行った結果、高周波の影響が特に考えられました。
また、アレルギー周波数も異常を示していたので、推定ですが脳に入ってはいけない異物が血液脳関門を通過することにより通電障害を起こし、続いて中枢神経症状を発した可能性もあると考察しています。
帰宅後も測定と観察を続けます。
●5日後の再発
「帰宅後は、調子よく走り回っていた!」「その後、数日で以前と同じように調子が悪くなった!」と来院されました。
まずは、入院をお勧めしました。
血液液検査正常。
周波数測定では、前回と同じく中枢神経、松果体、視床下部、脳下垂体に問題があり、続いて同じく高周波の異常がありました。
早速、脳の障害を除去する漢方薬を処方しました。
どうやら電磁波測定の必要がありそうです、
電磁波測定士のお役に立つ時がきたようです。
続く。