広島県呉市「石崎動物病院」

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猫の口腔内腫瘍(扁平上皮癌) [News]

●14歳 三毛 ♀ ていちゃん
「顎が化膿している」主訴で来院されました怖がりの子でした。
お話では、昨年末から口のただれが気になり他院にて診ていただき、抗生剤と消炎剤の処方があったようです。

確かに左顎が腫れて、膿状の液体が確認されました、良く見ると下顎は側方へ変位しています。顎の骨を下から触ると変形を感じ「ただ事ではないこと」を察しました!

飼い主さんは、今までの流れからそれほど重大な状態とは思われておらず、この温度差をどうやって埋めようかと思案しました。

周波数測定でも同じく癌を疑う悪い結果でしたので、しっかりと状況をご説明し麻酔下での検査、そして必要であれば食道カテーテルの装着をお勧めしました。

●検査
まずは鎮静の段階で口腔内を検査しました。
想像以上に患部はひどく、左の下顎骨は融解し、支持を失った歯が2本今にも抜け落ちそうな状態にありました。
これでは、自力で食事をすることが困難であることが分かります。

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土台を失い抜け落ちた歯です。
骨が肥厚し歯が脱落してしまうような外貌は、悪性腫瘍に間違いありません。

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0👈の下顎の先端が腫れあがっていました。
毛刈りすると状況の深刻さが分かります。

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●食道カテーテル設置
プランニングは、首に装着した食道カテーテルから、癌の増殖を抑制し、細胞の変性を防ぎ、ミトコンドリアを元気にして坑酸化力を増す漢方薬の投与を開始することにしました。

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●今後
西洋医学の三大治療である@外科、A放射線、B抗癌剤投与は行いません。なぜならば、いずれも大量の活性酸素が発生し、免疫機能がさらに低下してしまうからです。

自宅で温めてりラックスしてもらいながら、漢方薬の処方と周波数療法を
行う予定です。

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猫の心房内血栓 [News]

●うるる 日本猫 歳 ♀
「胸水が貯留している」主訴で、他院の先生からの紹介でした。
既に呼吸状態が悪化、換気不足を察し、
急ぎ胸腔チューブを装着し入院になりました。

内科(漢方薬)の効果で一時期は、胸腔チューブを除去して帰宅されましたが、
10日後に再度胸水が貯留し、チューブの再設置を行いました。

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食欲もあり、毎日面会に来られる飼い主さんを楽しみにし、機嫌の良い日々を送っていましたが、途中から変化がおこりました。

「食欲がなくなり、何となく元気がない」
再び超音波検査を行いました。

●巨大な左心房内血栓症

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●その後
上記の血栓を発見後、数日してご自宅で亡くなりました。安定した日々が続いていたこともあり、胸腔チューブが完全に外せる日を心待ちにしていた矢先でした。

突然に巨大な血栓が発生してしまい、あれよあれよと言う間に他界してしまいました、とても残念で力不足を悔やみます。

何か良い方法はなかったと反省する日々です。

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猫の尿管結石 [News]

●あら 日本猫 ♂ 6歳
水をよく飲む主訴で来院されました。
血液検査では、腎疾患を疑う検査値が軽度に上昇していましたので、
超音波検査へ進みました。

●超音波所見
両方の腎臓共に腎盂が大きく拡張し、中程度の水腎症になっていました。
尿管を追っかけると両尿管共に結石による閉塞が見つかりました。

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●治療
尿管結石は、基本的に外科手術を行います。
しかし、合併症率30%、死亡率20%の手術です。ステントの挿入、SUBシステムの設置もありますがそれぞれ閉塞の問題があります。

必ずしも積極的な治療がベストとは限りません、
飼い主さんと十分に話し合いを繰り返し、既に慢性腎不全に移行している状態を考慮して内科的アプローチ(漢方薬とフトマニ)を選択されました。

現在のところ本人は、尿の排泄も正常、食欲も元気もあり安定しています。

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