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2015年10月29日(木)
犬の眼瞼上部腫瘍 [News]
●チワワ もも太郎 13歳 ♂
元々は小さな出来物でしたが、放置する間に大きく育ってしまったそうです。心臓がかなり悪いため、何度か凍結療法で小さくしましたが、今回は、根治目的で完全切除を試みました。
●術後
頭頂部の皮膚を大きく切開し上眼瞼上部に移動して皮膚の再建をおこないました、スペースに溜る血液を吸引するために閉鎖式ドレインチューブも装着しました。
心不全と同時にクッシング(副腎皮質機能亢進症)を併発しているため、感染症に注意が必要になります。術後の経過は順調、翌日から食欲旺盛でやや引きつりながらも瞬きも出来る様子です。瞼の引きつり具合によっては、2回目の形成手術が必要になるかもしれません。
●抜糸後7日目
予想より眼瞼の引きつりが治まり、心配していた2度目の形成外科は不要な仕上がりでした。瞬きも自然に近く、笑顔でポーズしてくれました。
良性の腫瘍と言えども出来物が二度とできない身体を改革しなければなりません。日常生活から社会毒を排除し、減量と定期的な断食にトライし、腸を大切にする食事をいただき、新たな出直しの機会が訪れました!
03時46分