広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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2009年04月26日(日)

18歳マリ、Ohooo!オーマイガット! 「年寄物語」その1 [News]

「年寄り物語その1」
●呉市内の先生より紹介で来られました。マルチーズのマリちゃん。「数年前より気になっていたが・・・様子を見過ぎてとんでもないことになってしまった・・・。」とのことです。

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●お話を伺うと、18歳。聴診させていただくと心雑音!
お顔を拝見すると、「あらら・・・。」確かにとんでもない状態です。特大眼瞼腫瘍!
性格が激しく、触ることもできません。
しかし、この気の強さが、今日の長寿につながったと想像されます。それは、それで、感謝しましょう。

早速、手術日を予約し、それまで心臓薬を飲んでいただき、できるだけ安全に手術が行えるよう配慮しました。

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●手術当日です。
腫瘍が瞼の8割を覆い、眼が見えない状態です。
今まで、瞼の腫瘍を切除してきましたが、こんなに大きなものは初めてです。
通常、瞼の1/3までであれば瞼の切除のみで、ほぼ元通りになります。今回は、余りに大きいので、頭から皮膚をもってくる計画を建てました。しかし、飼い主さんのご都合で、まずは凍結手術で、様子を見たいとのご希望でした。

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●凍結手術の準備が整い、麻酔に入りました。腫瘍の状態をしっかりと把握後、炭酸ガスレーザーでの処置が良いと判断し、方針を切り替えました。

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●10日後のスッキリ顔で〜す。
結膜充血もなくなり、ベッピン顔になりました。

今回の印象は「赤いリボン」と「目のでき物」が対称的だったことです。多くの飼い主さんが同じ傾向にありますが・・・リボンがついていることは、少なくともトリミングへ行っていると想像され、リボンを付けて可愛くする前に、でき物を取って、可愛くすることを優先していただきたかったと思わず思ってしまいました。(スイマセン)
とにもかくにも、綺麗になってよかったね。これから、20歳を目指して益々元気に長生きしてください! Toshi

08時39分


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